伝言の内容が男前すぎて泣けてきます。なんという覚悟と悲壮感。
いや、あの時代だったら家族にだって気さくに言えたのかなぁとか思ったり。
確かに、スマホの時代となった今、こんな伝言は思い浮かびもしないですね。オイルショッカーズの一人として、大いに懐かしみました☆
とても面白かったです★★★
作者からの返信
すいません、書き始めたころのものまで読んで頂きありがとうございます。
読み返しますと、読みにくくてお恥ずかしいですし、違う書き方も今ならあったかな…と思っていて、コメントまで頂き恐縮です。
同じ言葉を何度もつかっているし…。
うん、書き直そう! そうしよう!
先輩はかっこよかったですね。
本当にトルコに旅行に行かれました。
昔は女性の家に電話するって…。どきどきでしたね。
だいたい母親か父親で出ますから。
今は楽でいいな~と、公衆電話から何度も何度も
ためらいながら電話していた自分は切に思います。
大学時代、違う楽しみ方もあったと思うのですが、
やっぱりぼくらは不器用だったんだな…と感じました。
今も変わらないですけれど。
先輩は商社にお勤めになられ、きれいな女性と結婚され
たしかベビーカーの社員販売を頼まれました。
昔のお話におつきあい頂きありがとうございました。
多分最後の先輩の電話のシーンを入れたいがために、その直前のサークル仲間との思い出話を置くところから話を始められたのかなと推察します。事実に取材しての創作短編と割り切るなら、今少し小説的なイントロなりドラマなりがあってしかるべきと思うのですが、本作はその点作りが総じて生っぽくて、ドキュメンタリーというほど写実に寄ったつくりではないのですけれども、小説というにはあまりに作為が少なすぎる。それでも十分に引き込まれる魅力を感じるのは、元々の切り取られた思い出話が尊いまでにキラキラしたお話だからだろうと感じました。
大学のスポーツサークルというのは、独特の上下関係があるようで、私はそういう世界にはついぞかかわったことがないのですけれども、尊敬できる上級生がいるところだと、これはこれで美しい青春の一コマという印象がありますね。
クライマックス部分の先輩の一言は、確かに一つの短編を書きたくなるほどのインパクトを感じます。とはいえ、私もこの時代の電話の中での空気感というのをそれなりに知っているつもりですが、「愛してます…と伝えてください」ってセリフを真正面から言い放つのって、やっぱりすごいなと 笑。そういうやり取りをそれと受け止めてくれるご家族だったんでしょうかね? あの頃の東京なら、相手次第ではそういうのもアリだったのかなあと懐かしく思い出しました。
そのあとの卒業旅行の話も、ああそう、そういう時代だったよなあと思わせる響きが随所に感じられて、なんだかんだでうまく構成されている回想録風の短編だと思います。きれいにオチが付くようなストーリーではない一方、全編にノスタルジーがみなぎっている、独特の味わいがある文章です。これは@J2130さんだからこその筆致でしょうね。
ところでお返事が遅れがちになるとのこと、どうぞお気になさらず。こちらも思い出したようなタイミングでぽつぽつ読ませていただきますので。