オトナの恋は、きれいごとじゃない。
理不尽なこと、かなわないこと、あきらめるしかないこと。
何もかもを同じ袋に詰め込んで、
ある日、腹をくくって川に流しに行く。

そんな経験があれば。
この短編集の中のお話のどれかが、きっと心にヒットします。
ここには確かに。

オトナだけがうなずける、いびつな形の恋があります。

魂の言葉が通じるとしたら、それは多分
純愛なのでしょう。

切ない中にリアルとロマンが入り混じり
深い感慨が後から後から押し寄せてくる

愛する人の肩にもたれながら、読みたい
お話です。

　大人の恋のような、戦友のような、それ以上のつながりがある人たちのお話しです。
　もしかしてこれは、誰かのリアル？私が死ぬときにこんな風にお別れできる友人が、居たらいいのに！と思わせられます。