おわりに

おわりに→× お詫びに


 当初の予定では、この後には、「焼く料理」、「揚げる料理」、「ちょっとした工夫でもっとおいしく!」の項が続く予定でございました。しかし、煮る料理の実食レポの録音後に、酔っぱらった蟹葉先生が、お料理が足らないとおっしゃられ、冷蔵庫に保管してある肉や内臓を特大の土鍋にぶち込んで、ちゃんこ鍋にされてしまったのです。材料不足のため、これ以降のインタビュー並びに執筆を断念せざるをえませんでした。読者の皆様並びに関係者各位に、謹んでお詫び申し上げます。

 そもそも、先生は無計画、無鉄砲、自由奔放という、とんでもない方で、本の執筆にはてんで向いておられません。しかし、料理の腕前はピカイチで、自由勝手で気ままなスタイルの出張料理教室が人気です。その料理教室の雰囲気を、少しでも味わっていただきたく、この本を作るに至った次第です。 

本を作りたいというお話を持って行った時、先生はこうおっしゃいました。

「人肉食ってどうやって始めればいいんだろうね」

 この業界、始め方を間違えると警察に捕まってしまうという中々にハードな業界です。この本が、今までは人肉を業者から買って調理していたけれど、実際に解体して食べてみたい方のためになりますように。

インタビュアー 絹尾莉子

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

蟹葉榴美のじんにくがいちばん! locoloco @locoloco2

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ