第9話

翌朝、スカラーの輩を討伐しに行ってすぐに帰ってきた私は、真っ先に皇帝の元は向かった訳だが。何だこれは。こいつ酔い潰れて卓がぐちゃぐちゃになってるじゃないか。

人のことを散々動かしておいて何なんだよこいつ。いいかげん斬るぞ?斬らんけど。

だって斬ったら胡蘭に叱られるんだもん。

…最初と違ってキャラ変してると思うかもしれないけど気にしないでくださいね。

これが心の内ですので。


「ねー玲月様。起きて。…おい玲月胡蘭に嫌われるぞ」


「何だよこんな朝から」

やはり弱点は胡蘭と見た。だからといって胡蘭を人質に玲月に要求もしてくる輩もいるがまぁ胡蘭が強いから逆に暗殺されちゃう的な。私みたいに。


「朝じゃなくて昼な。10時だから。」


「お前たちのせいでたいして寝てないんだよ。」


「こっちは床にすらついてませんが

討伐終わったので報告に来た。だけだから帰る」


「ふん」

何あいつ聖君とか言われてる奴には見えないね。散々人を動かしておいて大して寝てないとは随分といいご身分で。(大陸最上位皇帝玲月なので身分は超絶良いです。)

とりあえず胡蘭にしごいてもらおう。そうしよう。

ここで重大な報告があります。私、半年間床に着いていません。ブラック企業なのでこんなとこ入んない方がいいよ!(ただ単に霞碧の隊が気に入られているだけ)



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名家に生まれたからって、やりたい放題できるわけじゃないんだよ! 碧莉亜 @kanan0116

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