インファイトリー・レポート

File30:A-6E

　アメリカ海軍と海兵隊で使用されていた艦上攻撃機。E型はA型を改良した機体である。内容は電子機器更新による近代化改修。これにより、より多くの武装が使用可能となっている。またこのA-6は就役期間中にあったベトナム戦争や湾岸戦争といったアメリカ海軍が関わった戦争に何らかの形で参加している。

　A-6Eがカタパルトから打ち出される。A-6は編隊を組んで目の前にある島へ飛んでいった。

　島にはソ連軍の地上兵器が存在するとのことだ。A-6は低空で島へと侵入する。敵をレーダーに捉える。一方で敵は迫り来るA-6に気付いていない。A-6は森へ着地し、その脚で歩き始めた。その姿はさながら歩兵であった。A-6は木々に身を隠しながら敵へ近づく。

「対人レーダーに反応あり。」

A-6のレーダーが敵歩兵を捉えた。歩兵は対戦闘機ミサイルを構えていた。

「散開しろ！」

A-6は散開する。

「敵はすぐに攻撃してくるぞ！」

A-6はアフターバーナーを使って地上から離れる。ミサイルアラートが鳴り響く。A-6は宙返りしてミサイルを避けた。対空砲火が飛んでくる。A-6は対空砲火を避けながら手に持った軽機関銃で敵地上兵器を攻撃する。対空機銃は軽機関銃の弾丸に耐えられずに爆散した。

　地対空ミサイルが飛んでくる。A-6はバレルロールをし、ミサイルをギリギリで躱した。A-6は爆弾を投下する。爆弾は対空機銃だけでなく、強固な装甲を持つ戦車をも破壊した。下にあった対空火器や戦車全て破壊した。

「戦闘機が来る前に帰るぞ。」

A-6は反転し、空母へ戻っていった。