File23:F/A-18E/F
アメリカで運用されている、艦上戦闘機F/A-18の改良型。E型は単座、F型は複座である。改良型といっても、原型機とは20年の差が開いており、最新技術の導入や機体構造を見直した結果、ほとんどF/A-18の皮を被った別機体と呼んでも差し支えないレベルにまで性能が向上している。機体は大型化し、取り回しの良さという長所が消えたものの、燃料搭載量の増加による行動半径拡大、電子戦能力の向上という長所を新たに獲得した。また、再設計による成果として、ステルス性能の向上、近距離戦での機動力向上といったものがあった。アメリカとオーストラリアで運用されているが、F/A-18を運用していたアメリカ海兵隊は機体の大型化を理由に本機の採用を見送った。F/A-18 ホーネットを超える存在として、愛称はスーパーホーネットと付けられている。
艦隊に敵が近づいている。戦闘機が15機、Su-30が12機、Su-35が3機だ。F/A-18EとF/A-18Fが空母から発艦する。
「空母は貴重品だ。絶対に守れ。」
スーパーホーネットが展開する。
「各機、交戦を許可する。」
F/A-18E/Fがアフターバーナーを使い、敵編隊に接近する。敵は編隊を組み直す。Su-30が4機、Su-35が1機で構成された3編隊だ。各編隊が散開する。
「我々も散開して敵機を排除する。F型は後方で支援だ。」
F/A-18Eが散開し、敵編隊の後ろをとる。F型がミサイルを発射する。E型がマシンガンを発射する。敵は急上昇し、スーパーホーネットの攻撃を避ける。敵が上をとった。機関銃を放ってくる。各機が散開し、弾丸を避ける。
ドッグファイトに突入した。
「1機たりとも艦隊に近づかせるな。」
F/A-18EがSu-30をロックオンする。サイドワインダーを発射する。Su-30はフレアでミサイルを回避した。そしてコブラでF/A-18Eの背後をとる。F/A-18Eは反転しマシンガンを撃った。弾丸は機体のコクピットを貫く。Su-30は高度を落としていった。
すぐ横で爆発光が見えた。
「ワスプ3が撃墜された!」
「これ以上損失を増やすな。」
ロックオンされる。後方の戦闘機だ。F/A-18Eは上昇する。敵もそれに合わせて上昇する。
「ワスプ2、背後の敵をロックオンした。体勢を維持しろ。」
後方のF型が伝えてくる。
「了解した。」
F型が対空狙撃銃のトリガーを引き、弾丸を発射させる。弾丸はSu-35のエンジンを撃ち抜いた。同時にSu-35がミサイルを発射してくる。E型は宙返りをし、ミサイルを回避した。そのまま被弾したSu-35にトドメを刺す。他の機体が敵機を撃墜したおかげで数もかなり減っている。E型の1機が敵機につかれている友軍機を見つけた。接近して敵機を排除しにいく。マシンガンを構え、狙いを定める。引き金を引き、マシンガンを発射する。何発かが敵機の装甲を叩く。すると、前にいたE型が反転し、零距離でマシンガンを撃ち込んだ。
「敵機の反応消滅。作戦は完遂された。」
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