File19:MiG-28
ソ連で開発された艦上戦闘機。軽量小型で運動性が非常に高い。その俊敏性は当時の最強格であったF-14を撃破できるほどであった。武装は空対空ミサイルを両肩端に2発、両肩上部に対艦ミサイルを2発装備できる。手持ち火器には対艦ライフルと対艦刀と機体特性と噛み合っていない。胴体には20mmバルカン砲が装備される。機体構造はシンプルであり、機体価格は非常に安価で同盟国への輸出が盛んに行われていた。
現在では近代化改修が施されF/A-18Eと同等と能力を持っていると言われている。NATOコードネームはファイアブレード。
空母へ向かおうとする戦闘機の編隊が見える。それを迎撃しようとMiG-28の部隊は甲板に上がる。MiG-28は歩いてカタパルトに脚を乗せた。
MiG-28が発艦する。すぐ数km先には敵戦闘機の12機編隊が見える。機種はF/A-18E スーパーホーネットだ。MiG-28は編隊を作り、敵編隊へと接近する。スーパーホーネットからミサイルが発射される。ミグの編隊はミサイルを回避する。その瞬間、二軍の戦闘機はドッグファイトになった。スーパーホーネットの1機がマシンガンを撃つ。ミグはそれを回避しながら対艦ライフルを放つ。ライフル弾は敵の腰部にヒットし、推進系を破壊した。F/A-18Eの弾幕は弱まることがなく、MiG-28の何機かが撃墜された。ミグは肩部の空対空ミサイルを発射する。ミサイルは避ける間もなく、数機のF/A-18Eに直撃する。ミグの後方からミサイルが飛んでくる。ミグの第二弾だ。F/A-18Eはフレアでミサイルを避けた。F/A-18Eは高機動ミサイルで応酬する。ミサイルは第二弾のミグにヒットし、何機かが戦闘不能になる。第二弾のミグが後方から対艦ライフルを放つ。敵に当たったが、撃破には至らなかった。ミグはライフルをコッキングし、排莢し、次弾を装填する。第二弾はF/A-18Eに照準を合わせる。F/A-18Eの1機が前線の第一弾を出し抜き第二弾を強襲する。F/A-18Eは第二弾に攻撃を仕掛ける。ミグはスーパーホーネットから遠ざかろうとする。F/A-18Eはそれを逃さず距離を詰める。ミグは対艦ライフルを撃つ。スーパーホーネットは弾丸を避け、ミグにマシンガンを撃ち込む。ミグは撃墜される。MiG-28の兵装は艦船を相手にするには十二分の火力を持つが、対艦ライフルの取り回しの悪さからか対空戦闘、特に戦闘機との近距離戦闘は苦手とする。その一方、敵の艦上戦闘機であるF/A-18Eは戦闘機との近接戦闘も視野に入っており、近距離での戦闘にはF/A-18Eのほうに分がある。第二弾のミグは射撃戦は不利と考えたのか、対艦ライフルを捨て、対艦刀を取り出す。
一方第一弾のMiG-28は対艦ライフルでの戦闘を続けており、敵のほとんどを撃墜しているようだった。ミグの1機がミサイルを発射する。スーパーホーネットはミサイルを避けたが、それを読んでたミグが放ったライフル弾が直撃し、四散した。
第二弾のミグはたった1機のF/A-18Eを落とすのに手間取っていた。ミグは大型である対艦刀を振ることもままならないままF/A-18Eに翻弄されていた。F/A-18Eがミグの1機を手にかけようとしたところ、エース機と思われるミグが割って入った。エースは対艦刀を横に振り、F/A-18Eを味方から離れさせた。F/A-18Eは回避してバルカンを撃つ。ミグはバルカンの中を突っ切りスーパーホーネットを袈裟斬りで撃破した。
全てのF/A-18Eが撃破され、MiG-28部隊の任務は終わった。
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