File18:F-201

 アメリカで運用されたジェット歩兵戦闘機。愛称はスカウト。ソ連の歩兵戦闘機配備に対抗すべく開発された。新たな推進方式であるジェットエンジンを搭載されており、高速性能が格段に上がった。また新兵装のミサイルを搭載しており、歩兵戦闘機は新たな段階へ進んだと言っていいだろう。武装は3点バースト式のアサルトライフル、両手剣、バルカン砲、肩にミサイル、またはロケットを装備している。

 画期的な本機であったが、技術の未成熟さもあってか機体の不具合が多く墜落事故も起こった。それでもF-201は戦果を挙げ、アメリカ議会に歩兵戦闘機の必要性を証明した。


 当時のアメリカでは枢軸国の残党が繰り返しテロ紛いの行為をしていることが問題だった。

 今日も残党軍が市街地で無差別攻撃を行なっていた。相手は腐っても軍隊だ。戦闘機すら持ち出してくる。警察の攻撃力では残党軍を排除することは到底敵わない。そこでアメリカ軍に出動要請が出される。時折、アメリカ軍はこの残党軍に対し、新兵器や試作兵器での攻撃を行う。実戦こそが兵器を進化させるという実践主義ゆえの行為だ。

 今回は新型戦闘機であるF-201を出撃させる。

 市街にF-201の編隊が現れる。残党軍の戦車は飛来してきたF-201へ向けて主砲を撃つ。しかしただの榴弾砲では空の目標に当てるのは難しく、弾薬を無駄に消費しただけだった。

 F-201はロケット弾を発射する。ロケット弾は地面に激突した。中に詰められていた爆薬が着火する。爆発によって周りにいた戦車が巻き込まれた。F-201は残った戦車に対し銃口を向ける。F-201はアサルトライフルを発射する。空から戦車に向かって弾丸が降り注ぐ。弾丸が戦車のエンジンにヒットし炎が上がる。

 戦車隊を全滅させたF-201は隊列を組み帰還して行った。

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