File09:XFA-27
開発国や製造メーカーが一切不明のステルス艦上戦闘機。機体構造はカナード、可変後退翼、上下2枚ずつ計4枚の斜め尾翼で構成されるという独特の機体構造を持っている。機体のデザインはF-14にSu-35とF-22の印象を取り入れた独特なフォルムである。このXFA-27はそのデザインや艦上戦闘機という特性上から「F-14の後継機ではないか?」という噂もあるが、これに対してのアメリカの国防省や海軍省からの発表は何もない。また、「XFA-27こそがF-19なのではないか」という噂もあるが、これに対しても発表は何もない。XFA-27にはいくつかの戦果があるが、本機が実際に作られたかどうかについては確定しておらず、その存在を疑問視する声も少なからずある。
「スカーフェイス隊、エンゲージ。」
3機のXFA-27が相手との交戦を開始する。相手は5機のF-22だ。
「スラッシュ、エッジ、一機に対して全火力を集中させる。分かったな?」
スカーフェイス1、フェニックスが指示する。2人は即座に返答し、火力を1機に集中させる。十字砲火で相手に攻撃する。相手は十字砲火を避け切ることが出来ずに被弾した。一発の被弾が命取りとなった。被弾したことでバランスを崩したF-22は弾丸をウィークポイントにモロに受け、戦闘不能になった。
背後に相手が周る。フェニックスは反転してマシンガンを撃つ。F-22は弾丸を装甲で受け止めながら突貫してくる。XFA-27はバックブーストをしながら肩からミサイルを発射する。高機動空対空ミサイルだ。F-22は回避しきることが出来ず、ミサイルが直撃した。これで2機目を落とした。
3機目へと目標を移す。しかし、相手も火力を集中させないように連携を分断してくる。
「各機、散開しろ。相手のお望み通り、各個撃破してやれ。」
スカーフェイス隊は散開する。F-22もそれに続く。
スラッシュはバレルロールでF-22の後ろへ周った。背部に懸架されている超音波ブレードを取り出し、F-22の背後から突き刺す。さらに貫通したブレードを切り上げ、F-22の上半身を縦に割った。
「こちらスラッシュ!1機撃破!」
エッジはF-22に追いかけ回されていた。時折、後方から弾丸が飛んでくる。エッジは上昇する。当然、F-22もそれを追いかける。エッジは機体のブレーキを展開し、速度を落とす。F-22はライフルを撃ち、XFA-27を被弾させる。
「このくらい!」
F-22はXFA-27が減速していることに気付かず、追い越してしまった。そこにエッジが多連装統合攻撃ミサイルを放ちF-22を葬った。
残り1機。
「火力を正面に集中しろ。一気にカタをつける。」
スカーフェイス隊はF-22を追いかける。F-22はスプリットSで振り切ろうとする。フェニックスはF-22の後ろについた。ライフルを構える。相手をロックオンした。ライフルを発射する。F-22はマニューバでフェニックスを振り切った。
F-22はスラッシュへ攻撃を仕掛ける。ミサイルだ。スラッシュはフレアを焚いてミサイルを逸らす。間髪入れずにF-22は肉薄し超硬カーボンブレードでスラッシュへ攻撃する。スラッシュはバルカン砲でF-22を迎撃する。F-22はブレードを盾にして弾幕の中を突っ切ってくる。スラッシュはブレードを寸でのところで回避した。F-22は反転する。脚部ウェポンベイからマルチロックオンミサイルを発射する。スカーフェイス隊は回避機動でミサイルを全て避けた。
エッジはライフルでF-22を狙撃した。弾丸は肩のミサイルを撃ち抜き、爆発した。それによってF-22は体勢を崩した。そこにフェニックスが超音波ブレードでF-22を斬った。F-22は墜落した。
「スカーフェイス隊、任務完了。RTB。」
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