ストーリーを軸に異能者のそれぞれの人間ドラマも展開されていてどちらも面白い。
異能を持ったが故の悩みや過去がそれぞれにあり、それらを解決しながら仲間と絆を深めて展開していくストーリーは少年漫画のようで読みやすい。
序盤はテンポも良いし、主人公のみせばもしっかりある。
しかし最近は仲間内でわちゃわちゃしてるだけの比重が重くなり、ストーリーよりもそちらがメインになりつつある。読む人によっては結構イタい馴れ合いなので胃もたれする。
仲間内でわちゃわちゃしてるのが好きな人にはこの要素も楽しめるが、純粋にストーリーや人間ドラマを楽しみたい人は読み飛ばしが多くなって飽きる。
物語の根幹となる異能については面白いと思うのですが作品を読み進めて応用が効く能力と効かない能力の違いは?高校生以外の能力者たちの存在は?など疑問点がいくつか見えてきます。
しかし、タイトルの通り下剋上についてはスカッとして良かったと思います。
法整備や能力の登録、検査など能力者が当たり前のように存在する世界ならではの環境や世界観などもう少し掘り下げた説明がほしいと思いました。
マイナス面のことを多く書いてしまいましたが最新話まで読み切ってしまうくらいには面白かったです。
以降、海外との関わりや主人公の人間関係の発展などに期待して最新話を楽しみにしています。