珍エピソードから学ぶ世界の歴史偉人伝【日本史編】

第一話 第六天魔王【織田信長】

　第六天魔王【織田信長】

　▲主な活躍

　①1560年。桶狭間（おけはざま）の戦いで今川義元（いまがわよしもと）を討ち取り、日本全土にその名を轟かす。

　②1567年。稲葉山城の戦いで、対立していた斎藤氏に勝利し、尾張（おわり）（現在の愛知県）・美濃（みの）（現在の岐阜県）を統括する戦国大名となる。

　③1573年。槇島（まきしま）城の戦いで、室町幕府第15代将軍・足利義昭（あしかがよしあき）に勝利し、結果的に室町幕府を滅亡させる。

　④1575年。長篠の戦いで、異国の飛び道具であった鉄砲を用いて武田氏に圧勝。

　⑤1582年。本能寺の変において、重臣であった明智光秀（あけちみつひで）の謀反（むほん）により、京都にある本能寺で自害。

　▲個人的解説

　戦国三英傑（織田信長・豊臣秀吉・徳川家康）の一人。

　言わずと知れた戦国の魔王です。

　日本の歴史上、最も影響力のある戦国武将といっても過言ではありません。

　その反面、親しい家臣はおろか、自分の弟ですら問答無用で抹殺（まっさつ）するその残虐性ゆえに、批判的意見が多いことでも有名な武将です。

　そんなリアル魔王の織田信長さんですが、破天荒（はてんこう）すぎるエピソードがいくつかあります。

　その一つに、父親である織田信秀（のぶひで）の葬儀の焼香（しょうこう）途中、位牌（いはい）目掛けて抹香（まっこう）をぶちまけた、という逸話があるそうです。

　いやいや、マジで何してるんですか･･････。

　もし父親が大嫌いだったとしても、そこまでしないでしょう･･････。

　もはや漫画やドラマの世界です。

　学生の皆さん、想像してみてください。

　卒業式において、卒業証書を校長先生から受け取った瞬間、校長先生の顔目掛けて卒業証書を投げつけるようなものです。

　成人の皆さん、想像してみてください。

　会社の面接において、持参した履歴書を面接担当者目掛けて投げつけるようなものです。

　普通に考えてヤバいですよね･･････。

　想像するだけで戦慄（せんりつ）が走ります。

　天下のおおうつけ（現代語訳で大馬鹿者）と称されるに相応しい破天荒エピソードでした。

　この他にも破天荒すぎるエピソードが沢山ありますので、興味ある方はぜひ調べてみてください。

　▲今日の一言

「お葬式に出席する際は、哀悼（あいとう）の意を込めて、ご冥福をお祈りしましょう」