編集済
自主企画への参加ありがとうございます。
ミサキちゃんのためにカブトムシの絵を書いてあげたり、作業に疲れた主人公にタオルケットをかけてくれたり、先生の優しさが身に染みる物語ですね。
工房の日常を描いた物語かと思いきや、終盤から思いがけず切ない展開になって驚きました。
「蝉」は、単なるアクセサリーのモチーフではなかったのですね。大切な人と育んだ思い出が毎年消えてしまう主人公の悲痛さが伝わりました。
季節は巡り、待ち望んだ「先生」との再会を果たした場面は胸に染みました。あえて金属音だけで匂わせたラストは秀逸です。
作者からの返信
高村芳と申します。
このたびは企画に参加させていただき、ありがとうございます。
読んでいただいただけでなく、コメントやレビューもいただけて、重ねて御礼申し上げます。
ラストの描写はこだわったところなので、着目していただけて嬉しかったです。
ご一読、ありがとうございました。
夜見ベルノ様の読書実況から参りました。
小説を書くものとして、生意気にも嫉妬と羨望を覚えてしまいました。
そんな感情を抱いて良いような、生半可な実力差では御座いませんが……。
とても素敵な作品でした。
前半だけを見れば、蝉頭でなくとも成立する美しい純文学。
後半に入って気づける蝉頭ならではの、命の煌めきと心の揺らめきのハーモニー。
本当に魅せられました。
作者からの返信
地辻夜行様
ご一読ありがとうございました。素敵な作品と言っていただけて大変恐縮です。
最初は「蝉頭?」と読者実況でも混乱されているのを見てハラハラしてしまったのですが……最後までお読みいただけて感想までいただけて、本当に嬉しく思います。励みになりました。
コメントありがとうございました。
企画参加ありがとうございました。
ええと、なんというか、え? 蝉頭? 蝉頭って言った? 今? という混乱からはじまり、不条理小説のようによむには感傷的だったためどう読めばよいのだろうかと考えながら読み進めました。そこへ来て、何人目の先生という哲学チックな、そして一種のSFのような展開に入り、最後まで読むと何故だか感動。ほんとう、はじめはなんで感動しちゃっているのかわからなかったのですが、いやなんとも、こんな珍奇な題材なのに、普遍的なものが下に流れている感じがして、面白かったです。
作者からの返信
ご来訪ありがとうございます。
混乱させてしまい、大変失礼いたしました。苦笑
最後は感動したと言っていただけて嬉しいです。
コメントありがとうございました。
編集済
またお邪魔させて頂いております、鹿山です。
ここまで拝読させて頂きまして、早速感想を書きたいところなのですが……私の稚拙な言葉で表すには惜しい。
そう思わせられるほど、言葉にならない。
そして、感嘆を漏らさずにはいられない。
本当に素敵な作品でした。
読後感も大変気持ちが良くて。
しばらくはこの余韻にどっぷりと浸かっていたいほどです。
正直、私が今までカクヨムで出会った数々の作品の中でも群を抜いて、この「蝉の置土産」がすきです。本当に稚拙な言葉となりますが……。
まずは蝉頭の先生の謎めかしくも、不思議で、どこか神秘的な様子。
そんな先生を想う水瀬さん。先生を想う彼女の心情描写の切なさと健気さや人間臭さ。
本当に美しい空気感でした。
私自身、大変勉強にもなりました。
何度も読み返したくなる作品でありますので、また度々お邪魔します。(それくらい、この作品がすきになってしまいました)
また、筆者様の描かれる他作品にも是非、お邪魔させて頂きたいと思います。
最後に筆者様には重ねて、このような素敵な作品との出会いを。心から感謝申し上げます。
作者からの返信
鹿山京璽様
この度は拙作をお読みいただきありがとうございました。
1話でも最終話でも励みになるお言葉いただけて、私も本当に嬉しく思っております。
この作品を好きになっていただけたというそのお言葉は、作者冥利につきますね。
これからもっと、そのようなお言葉をいただけるよう頑張っていきたいと思います。
鹿山様の作品もまた拝読いたします。(読むのが遅い人間でして……気長にお待ちいただけますと幸いです。)
こちらこそご丁寧にコメントいただき、誠にありがとうございました!
企画参加ありがとうございました。
選考作品として選ばせていただき、最終話まで読ませていただきました。
空気感と言いますか、とても独特の雰囲気でたった七日間の物語なのにゆっくりと時間が経過していくような感覚で読んでおりました。
五年目の先生のピアスの意味を聞かないってところ、好きです。
淡いでもなく切ないだけでもない、色々な感情が胸に浮かぶ良い作品でした。
作者からの返信
だん様
いつも企画に参加させていただきありがとうございます。
また、今回選考作品に選ばれたということで、大変うれしく思っています。
この作品だけでなく、すべての作品において「空気感」は大切にしているテーマなので、その点をとりあげてくださって嬉しかったです。
コメントおよびTwitter上での書評、ありがとうございました!
最終話とはやとちりして、一つ前に応援コメントを残してしまいました……。
とりあえずレビュー書きます!!
作者からの返信
testtestさま
レビューにはいいね!しかできませんので、こちらにコメントさせていただきました。
レビューいただき、本当にありがとうございます。拙いだなんてとんでもない……!
解説のような、ひとつの物語のようなレビューで、作者の私も一字一句逃さず読ませていただきました。
ゲーテのところ、いきなり否定から入ってて少し笑いました。笑
でもその直後、無常の背景に永遠がある、と書いていただいてて、ああまさにそういう気持ちで書いてたな、と思いました。無常を感じるということは、それがわかるだけ長く在る、ということです。(ネタバレにもなるので詳しくは書けませんが、)主人公たちはこれからも変わらずに夏を過ごしていくのだろうな、と私も思っています。
こちらこそ、素敵な企画を開催してくださったこと、誠にありがとうございました。
また、testtestさんにお読みいただけたこと、嬉しく思います。
本当にありがとうございました!
涙が溢れるのに心地良い読後感です。
ありがとうございました。
言葉にできません。
作者からの返信
hikagenekoさま
涙が溢れるとコメントいただけて、作者冥利につきます。
レビュー、フォローまでしてくださって恐縮です……!
こちらこそ、ありがとうございました!