描写がとても丁寧です。しかし、それが返ってストーリーのテンポを遅くしているような印象があります。
雰囲気で読ませるタイプの小説なので善し悪しは決められませんが…
あと、セミ頭と言うならもっとどんな感じなのかリアルに描写をして欲しかったです。
飲み物もあの長い口で呑んでる描写とかあると、そのギャップで作品自体に深みが出ると思いました。
描写がすごく丁寧なのに、バカバカしい、でもそれはいい意味でのバカバカしさなので悪いことでは無いと思います。
作者からの返信
月野夜さま
コメントありがとうございます。
小説において適切なテンポというものは難しいですね。時間がゆっくり流れているようなイメージを持っていただきたいのですが、テンポが悪くなっては台無しですし。修行あるのみです。
蝉頭の描写についても、深みが出るというのは確かにそうかもしれないですね。参考にさせていただきます。
ご意見ありがとうございました。
初めまして。工藤行人と申します。
光の卓抜な描写に魅せられて拝読しております。にしましても、“蝉頭”という一見すると不自然な語彙を、恰も自然なものとして読者(私?)の意識に擦り付けて納得させ、説得力のある描写、延いては物語にまで昇華させてしまう筆力には脱帽する外ありません。
素晴らしい感性の為せる短篇も幾つか拝読しましたけれど、私は高村さんの長編の御作をこそ拝読したい、などという思いを止め難くなりました。
続話も心して拝読致します。
作者からの返信
工藤行人様
はじめまして、高村芳です。
この度はお読みいただきありがとうございます。
蝉頭の男性が普通にそこにいる世界観を目指して書いたので、そう言っていただけて嬉しいです。
もしよろしければ最後までお読みいただき、感想お聞かせいただけると幸いです。
長編は今まさに挑戦中でして、また公開できる日が決まりましたらお知らせいたします。
今後ともよろしくお願いいたします。
編集済
ディンブラにマンデリン!私も好きです〜。
不思議な世界ですよね。
普通の蝉が鳴いてて、「蝉頭」の先生がいる。主人公さんは既に年単位で共にお仕事をしていて、互いの距離感はそう感じられる……のに。先生、好みが……?
細かな描写と、静かな、ものづくりに集中する素敵な時間が感じられて、好きです。
作者からの返信
hikagenekoさま
最後までお読みいただいたようで、ありがとうございます……!
紅茶、美味しいですよね!
この「二日目」で世界観に浸っていただけていて大変嬉しく思います。そして先生の好みに違和感を覚えてくださっていたことも……!