第2話

「で、摩耶ちゃんと狭霧は、付き合うことに?」


「「はい」」


今現在、俺と摩耶は、何故か俺の家の居間で両親計4人と向き合っていた。なんで?ってか父親2人の顔がこえぇよ。


その父が、


「いやぁ、長かったぁ………」


「「はい?」」


つまり?


「お前ら、どっちも好き合ってたのにずっと付き合わなかったからな」


ふーん。


え!?


「摩耶なんて『狭霧がカッコいー!』とか毎日夕食の時に言ってたからねぇ」


摩耶が真っ赤になってる。


「…………………………そうなのか?」


「うるさい!………………………そうだよぉ」


ちょっとまて。可愛すぎて死ねる。


「この2人、すごいね」


「あぁ。俺らの前で惚気るとか」


あ。

忘れてた。

俺と摩耶は顔が真っ赤になっているだろう。


「そんな2人にプレゼントー!」


「『古鷹建設』と」


「『川内不動産』から」


「マンションの一室をプレゼントー!」


「父親2人、恥ずかしいならしなかったらいいのでは?」


真っ赤になってる。みんな真っ赤になってる。なんだこれ。


「「うるさいだまれしばくぞ?」」


こ、怖い………。


ってかマンション?


「学校から近いところにおっきいマンションあるじゃない?あれ」


「高級マンションじゃねーか!?」


「高級マンションじゃない!?」


「そこの最上階」


「まてまてまてまて。さすがに」


「あれはお前らと、天霧と吹雪用だな。残りはおまけだ」


天霧は俺の妹、吹雪は摩耶の弟。付き合ってる。


「ふーん」


「へぇ………」


「なら明日は休んで引っ越しねぇ!2人の愛の巣に!」


「愛の巣言うなぁ!!」


と、言うわけで、なんか高級マンションの最上階に引っ越すことになりました。


行動力。


____________________________________


次の日。


親と従業員さんの頑張りによって午前中に終わりました。


みんなニヤニヤしながら帰っていった。


カメラ仕掛けられてないかな?


「ふぅ。まぁ、これで周りの目を気にしないで良くなったね?」


「うん」


と、言うわけでキスをする。


バカップルだとかは言うな。分かってるよ!


「ん………………………」


「………………………んん」


摩耶と唾液を交換し合うようにキスをする。


「ぷはぁ。ヤバ、これ癖になるかも」


「同感」


ってかやば、摩耶がエロい。


と、言うわけで、ベッドに押し倒す。


そして摩耶のパーカーを脱がせ………。


ガチャ。


「あぁ、ごめーん、スマホ忘れてた………」


「「あぁ」」


「ごめんねー!」


そう言って、出ていった。


「何か………………………生殺しだし、萎えた………」


「俺も………」


もう最悪。




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こっちもよろー。

「俺の幼馴染は許嫁だそうです。」

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「俺の恋愛は平凡じゃないそうです。」

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「俺の彼女と一緒にいると、すごく楽しい。」

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ハロウィンのイタズラから始まる俺のラブコメ。 紗倉 伊織 @nekoiesakura

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