第五話 帰宅事変 前編
タイトル
かけまくもかしこき魂迷譚
https://kakuyomu.jp/works/16818093084519004919
著者名
長宗我部芳親様
[玖々琉大神(くくるのかみ)編]
第五話 帰宅事変 前編
https://kakuyomu.jp/works/16818093084519004919/episodes/16818093085191425447
> 体力を消耗しすぎたことでアラタはその場で膝をついた。
⇒「消耗しすぎたことで」と「その場で」が「膝をついた」に係り受けするので助詞の重複です。「その場に膝をついた。」としてもほぼ同じなのでこれで回避できます。
> 焦りと苛立ちが募り、彼の瞳は次第に冷静さを欠いている。
⇒「次第に冷静さを欠いていく。」ですね。副詞「次第に」なので存在の「ている」ではなく進行の「ていく」のほうが的確です。
> 気持ちが晴れないのか、食事や入浴のときにも心ここにあらずといった様子でどこでもないどこかに視線を注いでいた。
⇒「どこでもないとこかに」は「どこ」でもないのに「どこかに」と場所を指定しています。たとえば「どこでもないいずこか」のように「どこ」を言い換えれば使える文法があります。
>どちらかといえば、今日はアラタ様の方が早く寝られてました気がして」
⇒「早く寝られた気がして」でいいですね。「寝ていらした」「寝てらした」は敬語になります。経緯を持っている場合はこちらですね。
>「久しぶりに外に出たような気がした気がします」
⇒「外に出たような気がします」かなと。
(1)>彼女も自分と同じように悩み、挫折を経験していたのだと知り、少しずつ気持ちが軽くなっていくのを感じた。
(2)>〜(中略)〜
(3)>「……ありがとう、狢仙さん。少し心が軽くなった気がします」
⇒(1)(3)は「少し」「軽くなっ」が同じなので、同じ文の繰り返しに見えてしまいます。
(1’)>彼女も自分と同じように悩み、挫折を経験していたのだと知り、わずかながらも気持ちが緩んでいくのを感じた。
⇒とするだけで、「少し」「軽くなっ」の重複を回避できます。別の語彙を使ってもかまいません。
ここはアラタの自信喪失と夜のデート(アラタはそう思っていないようですが)回ですね。
自宅に戻ったことで、なにかが動き出そうとしているようですね。
本日の添削はここまでに致します。
推敲頑張ってくださいませ。
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