第三話 秘密の特訓 前編
タイトル
かけまくもかしこき魂迷譚
https://kakuyomu.jp/works/16818093084519004919
著者名
長宗我部芳親様
[玖々琉大神(くくるのかみ)編]
第三話 秘密の特訓 前編
https://kakuyomu.jp/works/16818093084519004919/episodes/16818093084700241437
> 殺伐とした世界。彼は戦場に突っ立っていた。
>
> その恐ろしい光景に圧倒されつつ、彼は戦場に突っ立っていた。
⇒「彼は戦場に突っ立っていた。」が二文ありますが、これは意図的でしょうか。
> 周りでは怒号を上げた戦士たちが血迷った瞳で敵に斬りかかり、何人もの人間が矢に打たれて倒れ、斬り離された首が転がっている。
⇒「矢に射たれて」「矢に撃たれて」のほうがイメージが湧きやすいです。
「射つ」は常用外の読みだったはずなので、小説では「撃たれて」を用いるのが一般的です。ただ「射つ」でもかまいません。
>「おお来たか、アラタ。多少の寝坊したようじゃな。何かあったのかのう」
⇒「多少寝坊したようじゃな。」「多少の寝坊をしたようじゃな。」のいずれかかなと。
(1)>『――お主は今、この世界の基盤に関わる重要な役目を担っておる。しかし今のお主の軟弱な身体では、その重圧と運命に押しつぶされてしまいかねん』
>
(2)> 彼女曰く巨人の信仰が薄れた今、巨人の心臓から身体の末端に祀らている神々の社の中には、完全に神の気配がなくなっているものもあるという。
(3)> そういった場所は悪しき存在が、悪しき力を持って根城としていることもあるとのこと。もしそれらが襲ってきた場合、身を守らなくてはならないのだ。
>
(4)>『――お主は今、この世界の基盤に関わる重要な役目を担っておる。しかし今のお主の軟弱な身体では、その重圧と運命に押しつぶされてしまいかねん。お主がこの特訓を乗り越えられなければ、すべてが無駄になる』
>
(5)> 彼女曰く巨人の信仰が薄れた今、巨人の心臓から身体の末端に祀らている神々の社の中には、完全に神の気配がなくなっているものもあるという。
(6)> そういった場所は悪しき存在が、悪しき力を持って根城としていることもあるとのこと。もしそれらが襲ってきた場合、身を守らなくてはならないのだ。
>
(7)> 『お主がこの特訓を乗り越えられなければ、すべてが無駄になる』という言葉は、彼の心にずしりと重くのしかかった。
⇒(1)と一部の(7)を足すと(4)になり、(2)(3)と(5)(6)は同一です。おそらく推敲漏れですね。
>「いいか。呼吸が重要じゃ。あの刃は吾の身体の霊物質。呼吸するときに体外の霊物質を蓄え、そしてそれを身体から刃として放出する。これが基本じゃな」
⇒ここの「そして」も要りませんね。口ぐせであれば原文ママで。
寸評
後半はキャラクターが生き生きとしていますね。
そのぶん序盤と中盤がやや中だるみしているように映ります。
もちろん文の重複も排除して読んでいますが、生き生きとしていないです。
設定の詰め合わせに見えてしまいます。
悪夢の話、特訓の話、狢神の話と大きく三つありますが、前ふたつの情報量が物語の進行を停滞させているので、もう少しポイントを絞ったほうがいいですね。
たとえば「悪夢の話」を増量して一話とし、「特訓の話」と「狢神の話」を合わせて一話とする。というようなことですね。
物語が大きくなりますし、各エピソードを掘り下げられるのでキャラクターも動きやすくなりますよ。
続きは明日以降に致しますね。
推敲よろしくお願い致します。
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