第5話 迷走する殺人事件
「東京創元社×カクヨム 学園ミステリ大賞」応募作
Stray Brain 〜迷走する脳〜
https://kakuyomu.jp/works/16817330659849711175
作者 雨 杜和
第6章
第5話 迷走する殺人事件
https://kakuyomu.jp/works/16817330659849711175/episodes/16817330661497147226
※誤字脱字・構文など
> 地道な作業で、ひとつづつ証拠集めをする。
⇒現代の表記だと「ひとりずつ」ですね。
>「彼女、僕が一ノ瀬を好きかって問い正してきたんです」
⇒「問い質して」が本来の表記です。ただ常用外の読みかもしれないので「問いただして」とひらいたほうがよいでしょう。
> 真相は闇が、頼友の母を姉だと言った。
⇒おそらく「真相は闇だが、」かなと。
※寸評
これはもしかしてなので寸評とは違うのですが。
と前置きをして。
おそらく隔離病棟で見た投身と同じ仕掛けで由香里は投身させられた。
催眠療法で行動を操られていた可能性が高い。
この場合、スピーカーは真実を話しているとは限らない。
語らせる側に都合の良いことをしゃべらせる。
とすると、ジニの存在を正確に知っている人物が、疑いをクロブチ先生に向けさせてもろとも葬り去ろうと画策しているかもしれない。
そしてこのクロブチ先生に疑惑を向けるためだけに、誕生会に招待した。
と考えると筋は通るんですよね。
で、ここから寸評です。
由香里の言葉の真偽を調べる余裕はないでしょうから、ある程度情報を整理して直接真実を暴くのが今回の筋になりそうな気がします。
そのための永添さんという形ですね。新しい世界の住人である永添さんが、ジニを事件の先へと導いていく。いわば「師匠」のような立場ですね。
となると、たいていは「師匠」は消えてしまうものなのですが、必ず消える必要はないんですよね。一時的な離脱として現れるかもしれない。
でも、単に永添さんが事件を解決するのをジニは見ているだけというのも違うような気がします。
まあ『SAVE THE CATの法則』に当てはめているので、必ずこのとおりになるとは限らないんです。映画ならそういう展開になることが多いのですが。
とりあえず、次話でジニと永添がじっくり真相を模索し、突破口が見つかるとよいのですが。
次回も楽しみにしております。
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