第3章最終話 国の希望、わたし的には絶望 2
「第5回ドラコンノベルス小説コンテスト」応募作
【王朝流離譚】限りなく無慈悲な皇子の溺愛 〜超絶不憫系の主人公には、薄っぺらな、薄っぺらな、愛情なんて迷惑でしかない〜
https://kakuyomu.jp/works/16817330655694416935
作者 雨 杜和
第3章 ダンジョンに挑む
第3章最終話 国の希望、わたし的には絶望 2
https://kakuyomu.jp/works/16817330655694416935/episodes/16817330658437029026
※誤字脱字・構文など
> 寝台前の御簾を下ろすと、スーリアンは手際よく、わたしに上衣を肩にかけた。
⇒「わたしの肩に上衣をかけた。」とすれば助詞「に」の重複は回避できます。
> 王弟の額に油が浮かんでいる。
⇒ここ、難しいんですよね。「油」は常温で液体の動物性・植物性の脂質のこと。「脂」は常温で固体の動物性・植物性の脂質のこと。
「あぶら汗」も基本的には「脂汗」ですが、「苦しい時や精神が極度に緊張した時などににじみ出る汗」は「油汗」とも書きます。
なので「固形というわけではない」と判断すれば「油」で、人間の体から浮かんでいるので「脂汗」同様「脂」でもかまわないのです。
ここは著者様のよきようにして結構です。
>ささやかなものだが、滋養のできそうな物を用意した」
⇒グーグルで検索しました。
⇒「滋養」とは、身体に摂取されて活動や成長に役立つもの(栄養)のこと、または、体の栄養になること、などを意味する表現である。 「滋養に富む」「滋養にあふれる」「滋養がつく」「滋養をつける」といった言い方で用いられる。
とあります。ここでは「滋養がつきそうな物を用意した」が適格かなと思います。
>敬意を称しなくてはな」
⇒「敬意を
>「ほお、ウーシャンよ。そなた何も教えていいのか」
⇒「教えていないのか」ですかね。
※寸評
おっといきなり登場しましたね。王弟ジャオンイー太政大臣。
少なくとも、シャオロンが中に入ったのを知っているはずですよね。
それなのに今まで現れず。おそらくワンヨが立てた偽物が出て不戦敗になることを見越していたんでしょうけど。
で、第一の儀式で二位になってしまったから、あと一勝でもしようものなら儀式の最終勝者になってしまいますからね。それでは野望は果たせませんからね。
少しでも有望なら、金で買収してみようと考えたのかな。
となるとウーシャンが金貨五十両の約束も知っていたのかも。
あれ、そうなると今のシャオロンの周りにジャオンイーの息がかかった者がいることになるけど。
などと考えました。
ただ、ジャオンイーの言うとおり「命の危険がある」のかどうか。ここを見誤ると正しい判断ができませんが。もしジャオンイーの言うとおり「命の危険がある」のなら、ウーシャンが騙していたことになるし、第一の儀式で瀕死だったことから「命の危険がある」と判断してもおかしくはない。
でも実際には参加者の「命に別状はない」のであれば、ジャオンイーが騙そうとしていることになる。
王室の内幕を知らないシャオロンとしては、儀式で「命の危険があるかないか」を尺度に、どちらが正しいかを判断することになりそうですね。
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