十和里山伝説「紡ぎの時計」第三十幕 命の恩人

十和里山伝説「紡ぎの時計」

作者:神崎 小太郎

第三十幕 命の恩人





※誤字脱字・構文など

>もうひとつ、ビックリすることを言われてくる。

⇒「言われた。」が適切ですね。


> それに、彼は根本さんが信頼する医師なら、愛する薫の命を託しても大丈夫だろうと思っていた。

⇒「と思っていた。」は不要です。文章は視点保有者である勇希くんの心の声なので、自分で「と思っていた。」とは思わないものです。

> それに、彼は根本さんが信頼する医師なら、愛する薫の命を託しても大丈夫だろう。


>自分の悪いクセだ、根本さんは苦笑しながら返事を戻してくれる。

⇒ここは「自分の悪いクセだ。」と句点ですね。


>本当に、薫を助けたいのなら、僕らの方針に従ってほしいと言われた。  

⇒「僕らの方針」っておそらく「根本さんたちの方針」ですよね。ただここは勇希くんの心の中なので「僕らの方針」と書かれれば「勇希くんたちの方針」のように映ります。

 ここは「根本さんたちの方針に従ってほしいと言われた。」としましょう。


>けれど、根本さんの相談相手が彼らなのかは、どうしても理解できない。

⇒ここでの「彼ら」は「野口さんと小百合さん」ですよね。ここは「けれど、根本さんの相談相手が野口さんと小百合さんなのは、どうしても理解できない。」と書いてほうがよいです。


>しかし、薫の命が助かるならば、藁にもすがりたい気持ちとなっていた。

⇒「藁にもすがりたかった。」ですね。視点保有者が自ら「気持ちとなっていた。」とは思いませんからね。そういう気持ちを文章で表すのが小説です。

 だから「藁にもすがりたかった。」という文で気持ちを表現するのです。






※寸評

 とうとう薫さんがピンチになりましたね。

 ここで勇希くんは希望を見つけられるのか。

 骨髄ドナーは適合率が低いから、親兄弟でも難しいんですよね。

 そういう焦りと、奇跡の逆転弾を放つ準備が整えられるか。

 勇希くんの葛藤が良く出ていますね。


 書き終えましたら、次幕以降もご応募いただけたらと存じます。




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