なんとか逃げなきゃ 1
「第5回ドラコンノベルス小説コンテスト」応募作
【王朝流離譚】限りなく無慈悲な皇子の溺愛 〜超絶不憫系の主人公には、薄っぺらな、薄っぺらな、愛情なんて迷惑でしかない〜
https://kakuyomu.jp/works/16817330655694416935
作者 雨 杜和
第2章 天上界の事情
なんとか逃げなきゃ 1
https://kakuyomu.jp/works/16817330655694416935/episodes/16817330656341404762
※誤字脱字・構文など
> このまま贅沢に慣らされて屋敷に残れば、いずれ危険な場所に送り込まれ、何かの使命とか命じられるのは間違いない。
⇒「何かの使命とか命じられるのは間違いない。」で「命」の字が重複しています。しかし、ここは「使命とか」が例示の機能なので、「命じられる」の中の例示です。ですので問題はありません。たとえば「使命とか依頼とか」「使命とか任務とか」のようにもうひとつ例示されていれば、さらに「使命とか」が例示だと読み手に受け取ってもらえます。
>貧民窟で鍛えられた、脳内警報がビンビンなっている。
⇒ここは感じで「鳴っている。」かなと。このままだと「ビンビンになっている」と結果を表しているように受け取られます。用字で「なっている」と「鳴る」はかな書きするのであれば「ビンビンとなっている。」とすれば誤解を与えずに幾分読みやすくなります。
> これは、逃げる一手だ!
⇒「逃げの一手だ!」「逃げるのが一の手だ!」が慣用句としては使われます。
ただ、日本語の慣用句なので、異世界ファンタジーの登場人物が知っているのもどうかな、と思えば、「逃げる一手だ」はこの世界での慣用句としてじゅうぶん通用すると思います。
※寸評
第二章スタートですね。
「この国を救う究極の乙女」「英雄になられる乙女」などと言われたら、なにをさせられるのかわからないですよね。
国を背負って戦わなければならないのかと。それほどこの国に恩があるわけでもありませんから。
それを知ったらすぐに脱走を図る「行動力」がシャオロンの魅力ですね。
ためらいがない。まあためらったら死ぬ世界で生きてきたわけですし。
シャオロンに与えられる使命をウーシャンから教えられるのかな?
となれば、次話を読まねばなりませんね。
惹きを作って、次話に託す。
うまい構成です。
やはりきちんと構成が練られていると、こういう惹きを作りやすくてよいですね。
これから昼食とお風呂掃除があるので、次話の添削が少しあきます。
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