美しい天上の王国と冷たい皇子 3
「第5回ドラコンノベルス小説コンテスト」応募作
【王朝流離譚】限りなく無慈悲な皇子の溺愛 〜超絶不憫系の主人公には、薄っぺらな、薄っぺらな、愛情なんて迷惑でしかない〜
https://kakuyomu.jp/works/16817330655694416935
作者 雨 杜和
第1章 貧民窟と王都
美しい天上の王国と冷たい皇子 3
https://kakuyomu.jp/works/16817330655694416935/episodes/16817330655830033005
※誤字脱字・構文など
> すぐに、青い襦裙を着たふたりの女が入ってきて、うわっと思いながら立ち上がった。
⇒貧民窟出身のシャオロンでも「襦裙」を知っているのか、というそもそも問題ですね。もし知らなければ、
> すぐに、青い衣、あとで聞いたところ襦裙というらしい、を着たふたりの女が入ってきて、うわっと思いながら立ち上がった。
⇒のような流れになります。ただ貧民窟でも成金男がいましたから女たちが着ていて、シャオロンが知っている可能性もあるんですよね。その場合は原文ママでかまいません。
ちょっとした確認です。
>「浴槽の湯が熱すぎましたら、水をお足し致しますので」と、年かさの女が言った。
>〜(中略)
> 金のところで、年嵩の女は母親のようにほほ笑みを浮かべ、ウーシャンと言ったときには、その場に叩頭した。
>〜(中略)
> 今度は、年嵩の女が走り、やっぱり重そうな桶を運んできて、「すこし、向こう側に、シャオロンさま、熱湯がかかります」と、注意して熱い湯を入れる。
>〜(中略)
> そう言った年嵩の女は、さらに強く、わたしの身体を洗った。
⇒「年かさ」なのか「年嵩」なのか。表記を統一しましょう。
※寸評
初めての風呂ですから、いろいろと成分が出ますよね (^_^;)
いい出汁がとれたというか、なんというか。
以前冒険者にするとおっしゃっておりましたよね。
汚い格好や環境、満足でない寝床でも眠れるといったあたりが、冒険者としての適性として合っているように映ります。「冒険者」と知らなくても、シャオロンがたくましい女性であることが伝わるので、そのときが来たとき「ぴったりだ!」と思ってもらえる描写になっていますね。
単なる不幸設定のヒロインというよりも、冒険者としての適性を持った女性を考えた結果、であれば構成としても申し分ありません。
時間経過がわからないのですが、夕方に連れてこられたとして食事がないのはどうなのか。夜に連れてこられたら庭の水が透き通っているかはわからない。まあ明かりに照らされていたらわかると思いますが。
貧民窟を出たときの時間がわからないと、どのくらい時間が経っているのかや一日の時間差などがわからないんですよね。
まあ砂嵐の世界で生きてきたから、時間感覚もわからないかもしれませんが。
では次の話に進みます。
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