第1話  ボク、勇者じゃないモン

ボク、勇者じゃないモン/皇アオの探検日記

作者 実生(mio)

https://kakuyomu.jp/works/16817330657525622248

第1話  ボク、勇者じゃないモン

https://kakuyomu.jp/works/16817330657525622248/episodes/16817330657527518242



>「そんなの知らないよ、何処かで見たことがあると思ったら、ファイヴ・ストーンのゲームの中にソックリなんだ!!」

>〜(中略)〜

>

>ボクが辺りを見渡して、そこが今ハマってるマイナーなRPGゲーム、《ファイヴ・ストーン》の中の世界に似ていることに気付いたんだ。

⇒ここは順番が逆なので、瞬時に「そんなの知らないよ、〜」が皇アオの言葉と受け取れませんでした。

 もう少しわかりやすくしてみましょう。

 たとえば「ソックリなんだ!!」の後に改行をひとつ入れたり、前に「僕が辺りを見渡して気付いたんだ。」と書いてから会話文を始めたりですね。


 そこさえしっかりしていればよいと思います。




寸評

 この世界にポンと現れて、不平を唱える主人公。

 これが読み手の児童にリンクしやすくなる仕掛けになっています。

 共感を呼べる導入です。

 「RPGゲーム〜の中の世界に似ている」とすることでしっかりゲーム内転移であることも描かれています。


 読みやすい文章なのですが、強力な惹きとまではいかないかなと思います。

 現時点では「なんのために呼ばれたのか」がわからないので、今ひとつ食指が動きづらいのかもしれません。

 「勇者」というキーワードでそれを匂わせようとしているのですが、なぜ「勇者」が必要なのかが書かれていないので、この導入だと弱いと思います。

 ただの「ゲーム内転移もの」の導入でしかありません。

 文字数が少ないので、この弱点を次話で補えれば多少はもち直せるのですが。

 ということで次話もチェックしてみますね。



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