(怒り狂う弘徽殿の女御に手を焼く)第21話

転移したら「光源氏」が本当に光っていた件について 〜発光人間とは付き合えない!〜

作者 雨 杜和

第1部 朧月夜

第2章 東宮との出会いと別れ

(怒り狂う弘徽殿の女御に手を焼く)第21話

https://kakuyomu.jp/works/16817330651786439222/episodes/16817330655178437469




※誤字脱字・構文など

> 部屋に一歩踏み入れると、そこは恐ろしいありさまだった。

⇒他動詞「入れる」は助詞「を」を要求する動詞なので、ここは自動詞「入る」を使って「部屋に一歩踏み入ると、」が正しいですね。「踏み入れる」を使いたい場合は安直ですが「足を踏み入れると」のように助詞「を」を書く必要があります。


>「あまりにお見事なご対応、筑紫、惚れてしいます」

⇒「惚れてしまいます」かなと思いますが、こう口にするキャラクターかもしれないので口調のチェックはお願い致します。




※寸評

 おそらく東宮を遠ざけてできれば左遷、廃立あたりを狙った犯行かもしれませんね。

 ただ、毒を入れるとしてどの段階で混ぜられたのか。これを解明しなければなりませんね。そこがわかれば誰の手によるものかも絞られますから。

 弘徽殿の女御を疎ましく思う勢力となると左大臣派ということになりますが。

 宮中内の事件ですから、警察のような組織はないのかもしれませんが。

 それはそれで捜索しづらくなりますよね。

 まあだからこそ朧月夜は自由に立ち回れるのでしょうけど。

 ということで、この頃の宮中に警察などの捜査機関があったのかどうか。元が女子高生でもそのくらいは気が回りそうなので、警察がいないから自分でやるしかない! という流れを見せてもよいかなと。まあ捜査機関があればそちらとの兼ね合いになりますが。

 警察とはちょっと違いますが、平安の朝廷での法律や治安維持は陰陽師が司っていた頃があるらしくて、それが『源氏物語』の時期とかぶるかどうかですよね。

 でも陰陽師を出すと、まず中編では収まりませんので、ここは「捜査機関無し」として進めたほうがよいでしょう。どうせ「『源氏物語』の世界」ということになっていますから。

 それにそのほうが「賢いヒロイン」としてキャラクターが立ちます。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る