最終話 恋に落とす方法

陰陽師の呪縛 〜男を必ず落とす超モテ女の秘密〜

作者 雨 杜和

第二部 現代編「モテ女に変身させる、姫のノウハウ」

第三章 How to 恋愛

最終話 恋に落とす方法

https://kakuyomu.jp/works/16816452219750143893/episodes/16817330650734178508




※誤字脱字・構文など

 誤字等はありませんでした。

 推敲お疲れさまでした。




※寸評

 クリスマスを彼氏・佐々波光宏と迎えられる。

 そう気づいて感情の頂点に立っていたモチですが、マロンの家では荷物を搬出しているところだった。

 ここも落差をつけて盛り上がりを演出したいのですが、モチのウキウキした描写が少なく、マロンの引っ越しもなだらかに続いているので、今ひとつ落差を感じません。

 もう少し佐々波光宏とのこれから来る楽しい日々を連想する時間を作ってプラスに振っておきましょう。

 そして大きなトラックへ荷物を搬出している場面をもっと丁寧に進めて描写し、無感情で眺めている、虚無感を味わいたいところです。とくにこのマイナス方向が足りなくて損をしています。

 もっと無感情に荷物が淡々と運び出されていくのを見守って、たとえばパソコンが、とかテーブルが、椅子が、ベッドが……というそれまでの日常を演出していたものを、淡々と運び出していくさまを読ませましょう。そうするだけで読み手は虚無感に襲われます。

 この回でとくに必要なのは「虚無感」です。

 大豪邸が砂上の楼閣に過ぎなかったと知ることで、マロンを強く意識するきっかけにする。

 そのつもりで、淡々と搬出される荷物をひとつずつ書いてみましょう。



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