不死の姫 1
陰陽師の呪縛 〜男を必ず落とす超モテ女の秘密〜
作者 雨 杜和
第三部 現代編「二十一歳、三十三歳」
最終章
不死の姫 1
https://kakuyomu.jp/works/16816452219750143893/episodes/16817330650046069149
※誤字脱字・構文など
> 彼女の視線を窓ガラスをとおして捕らえた。
⇒ここは微妙で、「(さまよっている)彼女の視線を」「つかまえた」のであれば「捕らえた」でかまいません。
「(こちらの顔を見ている)彼女の視線を」「捕捉した」のであれば「捉えた」になります。
漢字で文の意味合いが変わってくるので、どちらか表現したいほうを選んでくださいませ。
※寸評
マロンを見つけましたが、これは本当に偶然なのだろうか。
おそらくですが、モチがマロンに接触した高校時代すでに先祖も調べられていたような気がします。で賀茂光栄の縁者だとわかったので、モチの恋愛に協力した。自分のためだけに男を誘惑するから、光栄に受け入れられなかったのだとすれば、他人のために力を使えば光栄につながると思ったのかもしれない。それは光栄の縁者のためであればなおさら。と考えていたのかな?
マロンが佐々波くんを徹底的に調査していたのなら、彼の先祖も調べていたのかもしれないですね。佐々波光宏がモチと別れたときに、おそらく賀茂氏の縁者だと知っていたマロンが接触したんだと思いますが。
そして、モチから賀茂光栄の言葉が出てきたことが伏線となっていて、「姫」が賀茂光栄に近づきたくて、改めてモチに接触してきたと見ることもできなくもない。
こうなればマロンの行動は賀茂光栄につながるための執念のようなものを感じさせますね。
マロンが唯一愛した男とともに過ごすために、佐々波くんと過ごすことにしたが実は法光の記憶を持っていたために彼を捨てた。そして彼が亡くなったからモチに標的を変えてきた。
もしかしたら、現在把握している賀茂光栄の縁者はモチだけなのかもしれないですね。
このあたりまで話を進めてくると、おそらくミステリーの流れになってしまいますよね。
まあ「先祖の霊や記憶を引き継ぐ」という設定はオカルト的ですから、この路線でうまく物語をまとめあげれば、第一部を平安時代から始めた必然性も出てきます。
そうすれば本作の評価はかなり高くなるはずです。
もし可能なら、エッセイ作品や近況ノートで「マロンと再会」ということを告知したら、フォローしてくださっていた読み専さんに再度アピールできるでしょう。
ここから結末へと一気になだれ込むでしょうから、アピールポイントはここだと思います。
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