結婚したかったのだろうか 3

陰陽師の呪縛 〜男を必ず落とす超モテ女の秘密〜

作者 雨 杜和

第三部 現代編「二十一歳、三十三歳」

第一章 結婚

結婚したかったのだろうか 3

https://kakuyomu.jp/works/16816452219750143893/episodes/16817330649806261061




※誤字脱字・構文など

>恐怖、驚愕になどによって起こる精神的ショックで心臓麻痺あるいは神経機能の停止を招くのだそうで」

⇒「恐怖、驚愕などによって」ですかね。




※寸評

 これはなかなか恐怖を煽る描写ですね。

 ただ死んだわけではない。なにかの感情が高ぶってことんと落ちてしまった。

 なにがそうさせたのか。

 原因のひとつはモチとの離婚になりそうですが。

 それを誰かに詰められて、感情が異常に昂ぶってしまった。

 とすれば、佐々波さんが死ぬほどの感情を呼び起こしたものとはなんなのか。

 誰が彼を追い詰めたのか。

 もしかしたらどこかで誰かが「モチが離婚した」のを知って詰りにいったのか。

 と考えると、なにやら因縁めいてきますね。

 読み手の方々の反応を見ると、姫(マロン)と法光(佐々波くん)の因縁を想起しておられるようですが。


 第三部がサスペンス・ホラー路線なので、つかみとしてはバッチリですね。

 こういう心臓が凍るような恐怖を冷静な筆致で丹念に描いていく。

 そこに「恐怖」が生まれます。

 「怖がらせよう」ではなく、「惨状を淡々と書く」から怖さが募ってくるのです。

 文体はしっかりと「恐怖」を演出できていますので、このままでいきましょう。



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