Arthur2 差別
アーサーオブナイト 学園都市に眠る生命の泉
作者 サファイア
chapter1 聖石(ルリック)によって繁栄した世界
Arthur2 差別
https://kakuyomu.jp/works/16816452219451956549/episodes/16817139556085625630
※誤字脱字・構文など
>なぜなら、平民の生徒支給される額は、三万アーサー。ここには三千人が住んでいるので、かき集めても九千ナイトしか集まらない。
⇒「三万アーサー」×「三千人」=「九千万ナイト」ですよね?
>全アーサーには部活が存在しているが、入れるのは財閥と上流の生徒だけである。
⇒「全」は要らないですね。あと「彼ら」のルビは「財閥と上流の生徒」にかかるべきです。ただ、ここにルビが必要とは思えないので、ルビなしで問題はないですね。
>アーサーには部活が存在しているが、入れるのは財閥と上流の生徒だけである。
>「学園長、生徒からの要望で条件をつける奴がどこにいますか? ありえないですよ」
>「そうか? 常識な対応だと思うだけどなぁ。それにしても、よく頑張ったね。長距離移動魔術を使わずに全速力で来るなんて」
>「中流以下の生徒には習得させてもらえないことを忘れたのですか? それとも、わざとおっしゃているのですか?」
⇒「生徒からの要望に条件をつける」「常識的な対応だと思うのだけどなぁ。」ですね。「中流以下の生徒には習得させないことを」または「中流以下の生徒は習得させてもらえないことを」ですね。「おっしゃっているのですか?」ですね。
あと「学園長」を「奴」呼ばわりするのも違うような気がします。奴隷扱いされている平民階級なのですから、そのような口の利き方が許されているとも思えませんし。
ここは以下のように変えたほうがよいと思います。
>「生徒からの要望に条件をつける学園長がどこにいますか? ありえませんよ」
>「そうか? 常識的な対応だと思うのだけどな。それにしても、よく頑張ったね。長距離移動魔術を使わずに全速力で来るなんて」
>「中流以下の生徒は習得させてもらえないことを忘れたのですか? それとも、わざとおっしゃっておいでですか?」
>「無条件で要望を受け入れてください。僕達がナイトを使うのを我慢してかき集めても、九千ナイト。九億ナイト足りません」
>「八億一千ナイト足りないの間違いだろ」
⇒「九千万ナイト」「八億一千万ナイト足りない」ですよね。
もし本当に九千ナイトであれば「八億九千九百九十九万一千ナイト足りない」はずですから。
>中山のランクの治癒魔術は大違いで、数秒で完治した。
⇒「平民階級の治癒魔術とは大違いで、」としたほうがよいですね。いちいち中山のランクと書かれても頭の中では「平民ね」と理解するのにやや時間がかかります。
> 彼に別れを告げて、どこかへと立ち去った。
⇒「誰が」という情報が抜けています。「カリーヌは」を使いましょう。
> カリーヌは別れを告げて立ち去った。
>きっかけは、最初のイジメから救ってくれた時からだった。
⇒「きっかけは」は「〜だ(った)。」が係り受けとして正しいので、「(最初の)イジメから救ってくれたことだ。」くらいかなと。さらにそうしないと助詞「から」が重複しますからね。
>きっかけは、最初のイジメから救ってくれたことだった。
>だが、自分の能力と知力では割に合わない。
⇒「割に合わない」は違いますね。「釣り合わない」くらいだと思います。
>だが、自分の能力と知力では釣り合わない。
※寸評
第一話と比べれば直しは少ないのですが、物語そのものが劇的に改善されたわけではありません。
とくに登場人物のしゃべり方にクセがありすぎて、読み手を選んでしまうおそれがあります。「〜なのだよ」という人はまずいません。可能なかぎり自然なしゃべり方をさせましょう。
あと、位置関係がわかりづらいですし、平民階級だけで三千人もいれば、アーサーには何万人いるのでしょうか? それともヒエラルキーで財閥階級の人は三人くらいで、以下三十人、三百人くらいのボリュームを想定しているのでしょうか? 平民階級は三千人だそうですが、中山のいる地域での人数にも読めるんですよね。他にも平民階級がクラス地区は存在するのでしょうか?
このあたりの説明もないと、アーサーの社会構造がまったくわかりません。
まずそこをしっかりと説明しましょう。
リアリティを担保するのは「明確な数字」ですからね。
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