第14話 終活! ソールの闇落ち阻止3

魔王討伐した用済み勇者と悪役令嬢の終活

作者 彩理

1章 悪役令嬢11歳前世を思い出す

第14話 終活! ソールの闇落ち阻止3

https://kakuyomu.jp/works/16816927861320346372/episodes/16817139556140255621



※誤字脱字・構文など

>「そういえば、そんなことがありました。見たことまない黒い綺麗な鳥で人間の言葉もわかるようでした」

⇒「見たこともない黒く綺麗な鳥で」ですね。

 ここはちょっと難しいかな。「見たこともない」は誤字なのでいいのですが。

 「見たこともない黒い綺麗な鳥で」だと、どのレベルまで「見たこともない」のかがいまいち掴みづらいのです。

 「見たこともない、(黒い綺麗な)鳥で」と「見たこともない鳥」の間に「黒い」「綺麗な」の形容が含まれている文なのか。

 「見たこともない黒い、綺麗な鳥で」だとすれば「見たこともなく黒い」「見たこともないほど黒い」になればつながります。

 「見たこともない(黒い)綺麗な、鳥で」だとすれば「見たこともなく黒く綺麗な」「見たこともないほど黒く綺麗な」になれはつながります。

 で、ここをよくよく読んでみると、おそらく「見たこともない、黒く綺麗な鳥で、人間の言葉もわかるようでした」と言いたいのかなと思います。


> 普段なら屋敷のドレスールームまで来て採寸するが、その日は新作の生地を見に寄った。

⇒「屋敷のドレッシングルームまで」かなと。「ドレスルーム」は企業名で使われている固有名詞ですし、ドレッサールームは本来「ドレッサー」だけで表記します。

 更衣室や化粧室のことなので「ドレッシングルーム」が正しいと思われます。




※寸評

 アリエルの話を真剣に聞いている様子のユーリ。その意図がなかなか見えてこない。

 でも「ソールの妹が誘拐される」という情報にはかなりのこだわりを見せていますね。

 これがなにを意味するのか。

 それほど深い謎ではないようですが、情報を秘匿されているので先が気になりますね。

 悪役令嬢もので、乙女ゲームの本編が始まる前にかなりの改変が行なわれそう。

 そろそろ第一章が終わる頃合いですから、情報は持ち越しになるのでしょう。


 ある程度畳める情報と、繰り越す情報を取捨選択するべきかもしれません。

 あまり繰り越す情報が多いと、頻繁に第一章を読みに来なければならず、読み手の手間になります。

 人がぱっと憶えられるのは3つくらいですが、頭の片隅にでも残っているのが5つほどです。指が5本あるように、5は体と結びつけやすいのです。

 なので「懐いたユーリ」「ソールの妹が誘拐される」の他に1つよくて3つの情報を繰り越すことになります。

 今回では「見たこともない黒く綺麗な鳥」という情報が出てきましたので、3つであればこれだけで終わり、5つと考えれば残り2つの情報を繰り越せます。

 忘れられたくない情報は数を絞ると効果的、と憶えておきましょう。



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