最悪の敵、モテ女のテク 4

陰陽師の呪縛 〜男を必ず落とす超モテ女の秘密〜

作者 雨 杜和

第二部 現代「モテ女とモテないわたし」

第一章 最悪の敵、モテ女のテク

最悪の敵、モテ女のテク 4

https://kakuyomu.jp/works/16816452219750143893/episodes/16816927859438437970




※誤字脱字・構文など

>「え、えっと、あの、好きな人が、ありのままのわたしを好きなってくれる方法を模索中であります」

⇒「好きになってくれる」かなと。





※寸評

 恋神マロンが他人の恋愛に対して口を出していく。

 この無償の献身が、今まで彼女に欠けていたものかもしれませんね。

 賀茂光栄の言葉を思い出し、天狐となるべく動き出した……というよりも、眼の前の難物をどうにかしないと、という思いが強いのかも。

 このあたりのバランスが絶妙で、そんなマロンが主人公の下鴨モチへ伝授する美肌・美髪の秘訣も自然と読ませてしまいますね。

 下鴨モチは基本オタクなので、これまで外見にお金をかけていなかった。

 美容にお金がかかるというのに、削ったのは食費のほう。オタク趣味のお金は削らなかった(笑)。

 マロンのレベルまで「計算」ができるようになるのは、まだまだ遠い。

 その長い道のりを読み手が想像して、これからモチはどう変わっていくのだろうか、と興味を惹かれる要素になります。

 とくにモチとマロンのキャラが真反対なので、価値観の衝突がコメディを巻き起こしていますね。平安の姫と現代のモチとのギャップが、読んでいて痛快なんですよ。

 思わずモチを応援したくなる。

 これもきちんと「構成」を考えてから書いている成果です。

 雨 杜和様レベルの文章が書けるのなら、こういった「構成」でしっかり手を入れておけば傑作になるんですよ。

 自信を持って連載していきましょう!



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