第1話 王子様を怒らせてしまいました

魔王討伐した用済み勇者と悪役令嬢の終活

作者 彩理


1章 悪役令嬢11歳前世を思い出す

第1話 王子様を怒らせてしまいました

https://kakuyomu.jp/works/16816927861320346372/episodes/16816927861400971459



※誤字脱字・構文など

> 負い目があったのか、お父様はあらかじめ王子様にダンスを頼んでおいてくれていた。

⇒「頼んで」「おいて」「くれて」「いた」と補助動詞三つの動詞なので、ちょっとわかりづらいですね。

 たとえば「あらかじめ王子様にダンスを頼んでくれていた。」でもほぼ同じ言い回しになります。

 「おいて」と「いた」はほぼ同義です。

 「ダンスを頼んでおいてくれた」「ダンスを頼んでくれていた」どちらも「事前に約束をとりつけてくれた」意ですよね。




 私は泣きながら眠りにつき、その日から一週間高熱にうなされた。

⇒ここは「高熱に浮かされた。」ですね。

 「うなされる」のは夢(悪夢)です。「熱に浮かされる」が正しい慣用句ですね。




※寸評

 第一話としてはなかなかに興味深い展開ですね。

 初めて会った王子様から拒絶される。仲良くしたいし言って来た人たちから白眼視される。

 ここからどのようにアリエルが変わっていくのか。


 第一話としての内容はよいのですが、最初の一文

> 11歳になる少し前。それまで領地に追いやられていた私は、王都のタウンハウスで誕生会を祝って欲しいとお父様にお願いの手紙を出した。


 はここに書かなくても通じる内容です。

>「アリエル、しばらく会わないうちに大きくなったな」


 から文章を始めて、最初の一文の内容を第一話の中に散りばめていくと、もう少し読みやすくてわかりやすい導入部になりますよ。

 ちょっと考えてみてくださいませ。



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