王朝最後の末裔 5
彷徨える王【心理サスペンス:横溝正史ミステリ&ホラー大賞応募作品】
作者 雨 杜和orアメたぬき
最終章
王朝最後の末裔 5
https://kakuyomu.jp/works/16816927863278356267/episodes/16817139556935248632
構文と誤字脱字など
>兄が逃げている相手が、この男とその関係に者たちだ。
⇒「この男とそれに関係する者たちだ。」「この男とその関係者たちだ。」あたりかなと思います。
>インターポール本部にもツテがあるとは。
⇒「インタポール」に統一されたはずですね。
>「日本で、わたしを襲った暴漢が溺死体で発見されたけど。兄がやった思われていたわ。もしかして、あなたね」
⇒「兄がやったと思われていたわ。」ですね。
>あの不敬の輩が、ジオンさまを傷つけるなど、なんという畏れ多い。
⇒「あの不敬な輩が」ですね「不敬」はナ形容動詞で連体形は「不敬な」になります。あと「なんと畏れ多い。」もしくは「なんと畏れ多いことでしょう」ですね。
>王がいったん御心でお決めになって、何かからお逃げになっているのなら、お守りするのが難しいことではあります」
⇒ここの言い回しがちょっと気になります。「お守りするのは難しいものです。」「お守りするのが難しくなってしまいます。」あたりがすらすらと読める言い回しかなと。
>「こだわる? かの方が幼い頃から、自分は身近に仕えておりました。
⇒「かの方が」なら「幼き頃から、」かなと。
>彼らは金のために王を利用している不敬のやからです」
⇒「不敬なやから」ですね。ただし上記した部分から「輩」という漢字をすでに使っていますので、ここだけひらいても意味はないと思います。
>あなたの雇ったウィリアム・コービィはジオンさまの指紋を照合していました。
⇒「コービィ・ウィリアム」で統一したはずですね。
※構成と展開について
ジオンが自分の思い描いた「王」であり「神」のような存在だと思いこんでいる。
狂信者にありがちな思考ですね。このあたりはかなり丁寧に描けています。
ただ、中原は時間を稼ぎたいのか、すぐにでもジオンの居場所を吐かせたいのか。このあたりが見えてきません。
拷問をしているのであれば「吐かせたい」はずなのに、櫻子の問いに答えて時間を費やしている。
中原自身、こちらから探しに行っても逃げられるから、おびき寄せようとしているのかもしれませんが。
このあたりの理由付けが描かれるのは次回あたりになるのかな?
少なくともジオンと中原が対決しないかぎり、この騒動は終わらない。
もしジオンが櫻子のピンチに気づいたとして、単身救出に乗り込むのは危険極まりない。となれば穏健派を従えて中原一派を粛清するように動く可能性が高いのかな、とも。
この廃ビルの中に穏健派がいて内通しているのなら、それらの助力は得られると思いますが。
だいたいここらが疑問に思うところですね。
まあここに挙げたものは、連載が進めば自然と解けるはずですので、やはりあまり指摘はせずに成り行きを見守りたいと思います。
完結して、それでもわからなければそのときにお伺いすればよいのですからね。
連載版と応募版で解決法が異なってもいいと思いますよ。
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