ゴースト 名前のない男たち 8
彷徨える王【心理サスペンス:横溝正史ミステリ&ホラー大賞応募作品】
作者 雨 杜和orアメたぬき
第六章
ゴースト 名前のない男たち 8
https://kakuyomu.jp/works/16816927863278356267/episodes/16817139556749176808
構文と誤字脱字など
>「ネット上で世界を把握している。簡単に説明すれば、自分に関する情報は、どんな些細なものでもピックアップするように検索システムが組んである。その中には、黒城櫻子の名前も入っているだよ」
⇒「ネットで世界を把握している。」「黒城櫻子の名前も入っているんだよ」ですね。
>その先に五台の大型ディスクトップとマザーボードが現れた。
⇒「大型デスクトップPCと」ですね。
ちなみに「マザーボード」はコンピュータの頭脳なので、これが見えるということは、「デスクトップPC」にケースを付けていない可能性があります。これだと埃に弱くなるので、隠し部屋だったとしてもほぼ屋外では運用は難しいかな、と思います。
新巻へもん様が指摘しておられますが、ジオンとしてはコンピュータの故障が致命的になりかねないので、複数のパソコンを用意しているのは理解できます。ただ、検索システムを構築するのであれば、隠れ家に検索用PCを置くよりもクラウドサーバーを使うと思います。PCの故障のリスクを低減できますし、マシンパワーはクラウドサーバーに任せて、手元のPCやスマートフォンにはその結果だけを転送してもらうようにすると、たとえ居場所を転々としていても、移動中でさえ検索結果をスマートフォンで知ることができます。
モニターの数については、Windows PCであればグラフィックボード次第ですが、一台のPCにモニター六〜八枚くらいは接続できます。
検索結果だけを転送してもらってそれを表示するだけであれば、検索しているキーワードの数でモニターの数が増えてくるはずです。
>もちろん、これが欠点だとわかっているけど。
⇒これでも間違いではないのですが、文意を正確に表すとしたら、
>もちろん、これが欠点だとわかってはいるけど。
⇒と助詞「は」を入れると、どうにもならない、しょうがないという文意が表現できます。
>そうでなければ、たぶん、わたしの心は持たなかっただろう。
⇒「持たなかっただろう。」は漢字で書くと「保たなかっただろう。」ですね。ただ「たもたなかっただろう。」とも読まれてしまうので、かな書きする方も多くいらっしゃいます。
> 奇妙な恐ろしいような感覚が全身を駆けめぐり、同時に愛おしさに胸がつまる。
⇒並列としては「奇妙な、恐ろしいような」と読点を書く方法もあります。
ただ、普通の係り受けをするなら「奇妙で恐ろしいような感覚が〜」とする手もあります。ニュアンスが若干変わりますので、意図どおりのほうを選択肢てください。
※構成と展開について
ジオンから昔のこと、財団のことをある程度教えられましたね。
そして、同窓会のように「あの頃好きだった」発言も飛び出して、櫻子の感情を強く揺さぶりますね。
次回から始まる最終章ですべての懸案を解決し、櫻子がどういう道を選択するのか。
ここまでしっかり描き切れれば、恋愛風味のミステリ小説として成立すると思います。
最終章の展開をしっかりと確認していきますね。
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