ゴースト 名前のない男たち 2

彷徨える王【心理サスペンス:横溝正史ミステリ&ホラー大賞応募作品】

作者 雨 杜和orアメたぬき


第六章

ゴースト 名前のない男たち 2


https://kakuyomu.jp/works/16816927863278356267/episodes/16817139556393646812



構文と誤字脱字など

> 全体重をかけて必死に圧迫した。確か、一分間に百以上を数える速度だ。すぐに汗が噴き出してきた。

⇒心臓マッサージは昔は一分間に百回と言われていましたが、それだとペースが掴みづらいとのことで、一分間に百二十回つまり一秒に二回押すのが標準になっています。

 あと、基本的に十回心臓マッサージしたら息を吹き込んで、自律呼吸が戻らなければさらに十回心臓マッサージで人工呼吸、の繰り返しと習ったのですが。

 櫻子がいつ頃心臓マッサージの講習を受けているのかで数字が異なってきますので、ここ、いちおうネットでチェックしてみてください。



> わたしがここにいる理由、兄の遺体を引き取りに来たこと、ウィル・コービィに捜査を依頼したことなど話した。

⇒ここ「ウィル・コービィ」になっていますが、ここは略してOKでしょうか。たしかここまで「コービィ・ウィリアム」に統一してきたはずですので。



>タクシーを待って、ぼうっと木陰に立っていると、捨てられた菓子袋がカサカサ音を立てて飛んできた。

⇒情景描写としていいですね。「捨てられた菓子袋」に櫻子の呆然とした脱力感がうまく表現されています。




※構成と展開について

 まずウィルの一大事からの心肺蘇生術で一命をとりとめ、ほっとしたところで今度は櫻子が!!

 まず警察がどこまで当てになるのかわからない、という点で櫻子の不注意だったかもしれませんね。

 偽コービィが出てきた時点で、警察のいくらかは敵側に取り込まれている可能性があると示唆していたような気がします。

 病院に現れた警察官もかなり怪しげでしたし。

 と思っていたら、警察の規制線の先に襲撃者が潜んでいた!

 ウィルを助けられてホッとしたところで、急に襲ってくる危機!

 まさにサスペンスですね。

 これまではジオンの立ち寄り先で溺死体が揚がる、というパターンでした。

 今回は溺死体を回避したら、櫻子が直接襲われています。

 初めて自分の身に危険が降りかかってきたので、完全に油断していましたね。

 続きが楽しみです。



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