彷徨える王【心理サスペンス：横溝正史ミステリ＆ホラー大賞応募作品】

作者雨杜和orアメたぬき

第五章

孤独な兄の謎　４

構文と誤字脱字など

　今回はとくに目立った間違いはありませんでした。

　いちおう建物とトンネルの位置関係を確認してみてください。

　書き手だけが正しい位置関係を知っているので。

※構成と展開について

　ジオンの身分証がカナダで使われていた。ICチップが入っていて、入国時に逐次身分証をかざして登録しているのかな？

　日本だとパスポートにも運転免許証にもICチップが入っているので、だからアメリカでは強いのかもしれませんが。

　使用した人物で最も考えられるのは偽コービィかなと。

　サフィーバ財台に追われているはずのジオンが、あえて痕跡を残そうとするかどうか。

　ただ、写真入りの身分証であれば、少なくとも写真と同じ人物に見えなければ通れないはず。

　日本のパスポートに入っているICチップには、写真のデジタルデータも入っていて、たとえ写真を張り替えても審査官が端末で写真データを見てダブルチェックできる仕組みになっているはずです。ニュースがソースなのであまり自信はないのですが。

　そう考えると、ジオンの身分証は写真付き、もしくは写真データ付きなのかで展開が変わってしまうおそれがあります。

　つまりジオンの写真に似せて整形している場合などが考えられます。

　それでやろうとしているのはサフィーバ財団かなと思います。

　死んだと思われていたジオンが、実はジオン本人を似せた偽者で、ジオンは彼から身分証を手に入れてカナダへ逃れた。という筋書きも成立しますね。

　であればジオンの溺死体が揚がる前までデトロイトにいて、日本へ赴いて親族である櫻子に接触して本物をあぶり出そうとしている。と考えることもできます。

　情報に決定打はないのですが、インターポールの中原ならこの流れができなくもない。

　またカナダ入国は判明しても、アメリカ入国のデータを発見していないので、カナダから日本へ直接来た可能性が高いと見ます。

　推理するには、もう少し情報が欲しいところですね。

　これからも読んでいきますね。

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