孤独な兄の謎 3

彷徨える王【心理サスペンス:横溝正史ミステリ&ホラー大賞応募作品】

作者 雨 杜和orアメたぬき


第五章

孤独な兄の謎 3


https://kakuyomu.jp/works/16816927863278356267/episodes/16817139556084569657



構文と誤字脱字など

>こちらの神経に触る態度はムカつくが、なぜか憎めない。

⇒「神経に障る」ですね。



>よく観察するば不自然なところがあったのかもしれない。

⇒「よく観察すれば」ですね。



> けれども、兄を失い空っぽになった心の痛みを、彼とニセモノに騙されたことで、とりあえず、頭のなかから追い払うことができた。

⇒「彼のニセモノに」ですね。



>裏家業なんだが、お兄さんが頭が良かったとすれば、ありうることだ。

⇒「裏稼業」ですね。



>ここは街灯の半分は壊れている状況で、救急車や警察車だって、稼動しているのは三分の二にもないし、呼んでも来るのは遅い』

⇒「三分の二にも満たないし、」か「三分の二もないし、」ですね。




※構成と展開について

 ちょっと突飛かなと思わないのでもないのですが、ジオンって五月端かなあと。

 ただ、これを成立させるには、戸隠事務所のスタッフ以外、たとえば外務省の生方やインターポールの中原が五月端を直接見ていないのが前提になるんですけどね。

 どちらかが顔を知っていたら、その場でバレてしまうおそれがありますから。

 少なくとも中原はサフィーバ財団の件で、溺死体がジオンかどうか確認させようとしていた。そして偽コービィがその様子を漏らさず見ていたわけですから、ここで点は先になるんですよね。

 で、少なくとも中原も偽コービィもジオンの顔を知っているのではないかと。

 という考えもあるかなあ。


 で、本命は中原イコールジオンなんですよね。ジオンの顔を知っているし、偽コービィを動かしたのもジオンの側近だったから、という筋書きにもできますし。中原は櫻子の行動をある程度知っている立場ですからね。

 ただサブタイトルが「外務省の男」なんですよね。「インターポールの男」ではなく。

 叙述トリックかなと見ているのですが、まあ推理は情報次第で変わるものなので、今はわからないながらも頭を掻きながら読んでいますね。



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