孤独な兄の謎 1
彷徨える王【心理サスペンス:横溝正史ミステリ&ホラー大賞応募作品】
作者 雨 杜和orアメたぬき
第五章
孤独な兄の謎 1
https://kakuyomu.jp/works/16816927863278356267/episodes/16817139556071243158
構文と誤字脱字など
> 遺体を引き取り荼毘に臥すと、夕刻を過ぎていた。
>「荼毘に付す」ですね。
> コービィに送ってもらいホテルに戻ると、午後八時をまわっていた。
⇒「コービィに」があるので、「ホテルへ戻ると、」かなと思います。ただ直近の述語に係り受けしているので、原文でもそこまで読みづらさはありません。これはほとんど私の構文の好みかもしれません。
>そんなふうにマメな男とは見えなかった。
⇒「そんなふうにマメな男には見えなかった。」「そんなふうにマメな男とは思えなかった。」のいずれかですね。
※構成と展開について
おおっと! これは衝撃の展開ですね!
近くで守っていたはずのコービィが本物じゃなかった。
一連の儀式が終わったら連絡先すら抹消した。
これはなにか触れられたくないものがある、という証拠でしょう。
遺体が「本物のジオン」だということにして親族に引き取られて荼毘に付した。
だから「ジオンは死んだのだ」と何者か(組織かもしれませんが)に周知させる必要があった。ともとれますね。
であれば、異国の地で「ジオン」を探し出さなければならなくなりそうですが。
そのために手繰り寄せなければならない綱は、今のところ「偽コービィ」ということになります。それ以外に手がかりはありませんからね。
プロローグで「ジオン」を引き揚げた人物と接見する手もあるかもしれませんが、国際弁護士資格でも持っていないと難しい。
佐藤先生は本物だったとしても、現行犯に接見する必要もありませんからね。
となれば、やはり「偽コービィ」探しからリスタートすることになるのかな?
さあ、展開がわかりづらくなってきましたね。
これは執筆前にしっかりと構成を組み立てた努力が実を結んでいますね。
気のままに書いていてたどり着く展開ではありませんので。
読み手の多くが驚いてくれただろう展開なので、ここから後半第二部スタート、という形になるのかな。それにふさわしい一話ですね。
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