第二十二話 失われた四大騎士家

サファイアオブプリンス

作者 サファイア

第四章 聖女の騎士団

第二十二話 失われた四大騎士家


https://kakuyomu.jp/works/1177354054885438097/episodes/1177354054888286189



構文・誤字脱字等

>「そうですよ! カリーヌと僕を変身させたあの二人からそういう事を聞かれたし、貴方の口からも言ったじゃないですか!」

>「それに、何で私が変身が終わった後に設定を教えたじゃないですか! 何で嘘ついたの!? 信じられない!」

> 矛盾した発言に四人は激怒した。シュテルはカリーヌとマイケルを見てみると、自分と同じだったようだ。

⇒「あの二人からそう聞かされたし、貴方もそう言ったじゃないですか!」ですね。

 「それに、私が変身し終えたあとに設定を教えたじゃないですか!」にしましょう。

 「シュテルがカリーヌとマイケルを見ると、自分と同じだったらしい。」ですね。

 「〜ようだ」と「〜らしい」は似ているのですが、「ようだ」は推量で、「らしい」は憶測と伝聞です。評価するとき「同じようだ」だと「同じと考えられる」意、「同じらしい」だと「同じと見受けられる」意です。

 今回は他人を見て「見受けられる」意なので「らしい」が適切です。ですが「ようだ」でもあながち間違いではないので、「らしい」より「ようだ」のほうが言いまわしとして好きな場合、キャラに合っている場合などは「ようだ」にして結構です。



>「すまない、あの時に気が動転して言えなかったんだ。ホントにすまない。」

⇒ここは確認ですが、「気が動転して言えなかった」ということは、この男も「まさか変身するとは思っていなかった」ということでしょうか?



> 男は、シュテル達にアルフォード家以外の三家系が存在しないことになった理由、そして、彼らが子孫である理由を話すことにした。

⇒「話すことにした。」だと男の心の中を覗いてしまっています。「語りだした。」あたりが適当だと思います。



>アーサーの騎士の力を受け継いでいる彼らを『四大騎士家』と呼ばれていた。

⇒「彼らは『四大騎士家』と呼ばれていた。」ですね。



>その力を手に入れるため、仕えていたメイド集団による謀反と策略で四大騎士家の絆を崩壊させた。

⇒「四大騎士家の絆が断ち切れた。」「四大騎士家の牙城が崩壊した。」あたりかなと。



>「それって、上流階級のエリア付近で事故があったよね?」

⇒「それって、上流階級のエリア付近であった事故のこと?」「そういえば、上流階級のエリア付近で事故があったよね?」のいずれかですね。



> シュテル達は、あまりの衝撃の事実に言葉を失う。

⇒「あまりにも衝撃的な事実に言葉を失う。」か単に「衝撃的な事実に言葉を失う。」かですね。さらに「しばし言葉を失う」とすれば次の言葉まで若干時間が稼げます。



> その当時の彼らは、とある場所で発見。神殿の特徴や知識、技術を知ると人々の平和を守る未来の騎士の育成と研究の為、そして悪用されないように秘密にしたらしい。

⇒下記のように情報を整理しましょう。

> 当時の四大騎士家が、とある場所でそれを発見した。神殿の特徴や知識、技術を知り、平和を守る未来の騎士の育成と研究、そして悪用されないように秘密にしたらしい。



> だが、そのメイド集団は自分たちだけで内緒にするのを腹を立て、わが物にしようとして謀反を起こしたという。

⇒ここも下記のように情報を整理しましょう。

> だが、そのメイド集団は内密にされるのに腹を立て、わが物にしようとして謀反を起こしたという。



> その後、神殿の技術の研究を百年かけて行い、魔術などを駆使して人々を守る『騎士』が育成できる成功。

⇒「『騎士』が初めて育成された。」ですかね。おそらく推敲の痕跡だと思います。



> それを聞いたシュテルは、二人の顔も見てみると、同じ答えのようだ。

⇒「残りの二人の顔も見てみると」ですね。



> しかし、男によるとそれは嘘で、長年の時を経て夫婦らが子を宿すことができ、無事に出産した嬉しさで延命の術を切れて死んだことらしい。

⇒「長い時を経て」「延命の術が切れて死んだらしい。」ですね。



>それにジェイ様は私に『本当なら妻のお腹の中にいる子供を愛情持って育ててたい。もし死んだら、プランBを実行してくれ』と。」

⇒「愛情を持って育てたい。」ですが「子供を」があるため助詞「を」の重複です。ここは直すのがかなり難しいですね。修飾語を切り出すと「本当なら」「妻のお腹の中にいる子供を」「愛情を持って」が「育てたい」にかかります。そうなんですよ。「愛情を持って」は慣用句なのでこの表現は助詞「を」を内包しているものの、助詞「を」にカウントしないという「慣用句の例外」に該当します。

 できるのなら語順をいじるべきなのですが、言いまわしを崩しかねないので、ここではこのままにしておきます。

 助詞の重複がある場合、まず「慣用句の例外」かどうかを検討してください。例外にあたらなければ重複を回避するように助詞や言いまわしを変更します。

 どうしても「言いまわし」を変更したくない場合は、読点を打つなどして誤読しにくくするくらいにとどめます。

>それにジェイ様は私に『本当なら妻のお腹の中にいる子供を、愛情を持って育てたい。もし死んだら、プランBを実行してくれ』と。」



>「これは、四大騎士家の血を継ぐ者の使命なのです。もちろん、我々は、協力しますのでやってくれますね?」

⇒「もちろん我々も協力しますのでやってくれますね?」ですね。



>「ありがとうございます! 頑張って完全復活しましょう! それと、今ままで、タメ口で偉そうに言ってすみませんでした!」

⇒「完全復活させましょう!」ですね。




※構成と展開について

 やはり先回り推敲の効果が出ていますね。

 添削箇所が目に見えて減っています。細かなミスは残っているものの、このくらいなら私にかかる負担も減って助かります。

 またこうして新しく推敲のポイントを書いてまいりますので、それを元に推敲を繰り返してくと、身について自然と正しい文章が書けるようになります。

 文章の魅力も、正しい文章あってこそなので、細かな気配りを忘れずにですね。


 物語は衝撃的な事実に出くわしましたね。

 シュテルらは変身したのではなく「本来の姿に戻っていた」わけです。

 おそらく「変身させた」ときの魔術で周囲に存在が秘匿されるようになっていて、「変身を解いた」ときに本来の情報が人々の意識に戻っていくような作りになっているのかな? と。

 構成で気になるのは、この第二十二話までに『聖女の騎士団』を登場させてよかったのかどうかですね。まあここでは先出しで進んでいるので直すべきではないんですよね。先出しをしたうえで、さてこれからどうするか、を考えたほうが建設的です。

 ここからシュテルたちは能動的に『聖女の騎士団』と対決することになりますから、かなり重要な話ですよね。

 これからの『聖女の騎士団』との戦いが物語の見せ場になっていくのかな、と。

 ここまで読んでくると俄然物語が面白くなってきますね。


 失礼ながら最初は「なぜ変身するんだろう?」とか「なぜ軽井沢?」とかいろいろ疑問が浮かんでいたのですが、本話を読むと「変身を解かれて」本来の姿を取り戻しただけなんですね。

 この逆転の発想はお見事です。私も良い意味で裏切られました。

 そしてなぜ途中で敵である『聖女の騎士団』を出したのか。その理由も本話を読めば、まさに目から鱗。

 かなり考えられた構成になっていますね。ただ、やはり序盤のとっつきにくさがPVの伸びを抑えていたかもしれないので、添削と推敲で文章を直していけば、するするとPVが伸びていくと思いますよ。

 読み手がこの第二十二話にたどり着けたら、ファンが一気に増えます。

 間違いなく。


 あとは本当に細かな文章のミスを直していけば、一次の読者選考を突破できるだけの★が獲得できるかもしれませんね。年末に向けて、コツコツ直していけば、きっとよいことが待っているはずです。

 頑張って添削してまいりますので、「先まわり推敲」にご協力くださいね。



 あと、添削のURLをどこまで消してだいじょうぶか、話数を指定していただけますか?

 そちらの作品に添削URLが残ったままだと不格好ですからね。ひょっとすると読者選考を通過しても二次選考でマイナス評価になるかもしれませんので。

 私の添削ページのほうにリンクが張られていれば、そちらのPVも増えていくでしょうしね。

 ですのでサファイア様の作品へ付けた私のコメントのURL削除はしていきたいと存じます。

 削除してよい話数をお教え頂ければ幸いです。



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