第二十三話 非通知の相手は……
サファイアオブプリンス
作者 サファイア
第四章 聖女の騎士団
第二十三話 非通知の相手は……
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885438097/episodes/1177354054888335688
構文・誤字脱字等
> 美しく引き締まった上半身を裸にして寝ていたシュテルは喉が渇いたので水分を補給するため起きた。
⇒動作の順序がおかしいかなと思います。
> 美しく引き締まった上半身を裸にして寝ていたシュテルは、目を覚ますと喉が渇いていたので水分を補給するためベッドを抜け出た。
> 何気なく隣のダブルベットを見てると、エリーは寝ているがマイケルは居なかったのだ。
⇒ちょっと怪しいのでスッキリさせます。
> 何気なく隣のダブルベットを見ると、エリーは寝ているがマイケルが居なかったのだ。
⇒これが基本形ですね。で、「エリーは寝ているが」「マイケルが」と助詞「が」の重複に見えますよね。しかしこれ「エリーは寝ているが」の「が」は逆接の接続助詞で、「マイケルが」の「が」は格助詞なんです。機能が異なるのですね。なので同じ「が」ですが別ものとして扱います。
>「あれ? マイケル何処に行ったのだろう? まずは、飲み物を飲まなくては」
> 起こさないように、飲み物がある冷蔵庫へ向かう。
⇒皆が寝静まっているときに声を出すのはやや不自然かな。会話文を省いて、
> 二人を起こさないよう、リビングにある冷蔵庫へ向かった。
⇒としてみましょう。また過去形ですね。なぜか。「向かう」だとまだ動作していないのです。「向かった」はすでに動作を始めています。
動き出しを強調したいときは「過去形」にしましょう。
「走り出す」だとまだスタートしておらずこれから走る。
「走り出した」だとすでにスタートを切っており、加速していくところにあたります。
この違いを理解できるようになると、時制を巧みに操れるようになりますよ。
> リビングに入ると、中に入っていたお茶を取り出し、コップに注いで静かに飲み干す。
⇒先の文を「リビングにある冷蔵庫へ向かった。」に変えたので、ここでは次のように変わります。
> 冷蔵庫を開けてお茶のペットボトルを取り出し、コップに注いで静かに飲み干す。
> 一息吐くとベランダのほうからマイケルが静かに手招きする。
⇒「のほう」というのが曲者なんです。
マイケルはベランダにいるのですから「ベランダからマイケルが静かに手招き」したわけですよね。なら「のほう」と書く必要がありません。
「消防署のほうからやってきました。消火器買いませんか」という詐欺があります。
消防署のある方角から来たのであれば「消防署のほうからやってきました。」と言っても嘘にはならないのです。まあ消火器を訪問販売するはずがないのですけどね。
このように「のほう」は方角・方向を表す言葉なので、ズバリ場所を特定できるのであれば省きましょう。
> シュテルは、マイケルの体を見て驚く。
⇒この一文は不要ですね。驚く前に体について語っていますので。
> 彼の上半身の体は、体毛が無く白く透き通った肌、細いながらしっかりと筋肉がついて引き締まった腕と脚と身体。
⇒「彼の上半身は、」ですね。「上半身」の「身」に「体」の意があります。
> 二人は、客室のベランダに置いてある十五万円以上の価値がある椅子に座り、マイケルが、テーブルの上に冷や茶が入った大きいペットボトルから、それぞれシュテルと自分の紙コップに注いだ。
⇒「十五万円以上の価値がある椅子」ってなぜ十五万円なのでしょうか。どこかで十五万円の椅子を見たことがあるとか?
また「テーブルの上に冷や麦」と読めてしまうので、「テーブルの上にある冷や麦の大きなペットボトルから」として誤読を回避します。
>「そんなことがあったのだ」
⇒「そんなことがあったんだ」ですね。
> 二人がそのような会話をしていると、テーブルに置いていたシュテルのスマホから非通知の着信が入る。
⇒「シュテルのスマホから非通知の着信音が流れる。」「シュテルのスマホに非通知の着信が入る。」のいずれかですね。
> その店の位置を確認して見る。
⇒「試みる」意だと思うので「確認してみる。」と「見る」はかな書きですね。
>「軽井沢で、裏カジノがあるなんて……しかし、僕らは合宿で来ているのですよ? 無理なのでは?」
⇒「軽井沢に裏カジノがあるなんて……」ですね。
>「それって、まずいじゃ!?」
⇒「それって、まずいんじゃ!?」ですかね。
※構成と展開について
四人の正体がわかったところに入ってきた非通知の電話。
そこから新しい展開へと流れていきそうですね。
昔の名前を知っているところからも信用できるかどうかが怪しい。
でも「変身を解かれた」ときに記憶が改ざんされなかった人でもあるので、なにか知っている可能性も高そうです。
私もこれから一時間ほど休憩しますね。
以前ほどではないので、それほど疲れないのですが、目は酷使してしまいますからね。少し休ませます。
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