第二十話 告白
サファイアオブプリンス
作者 サファイア
第四章 聖女の騎士団
第二十話 告白
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885438097/episodes/1177354054888205240
構文・誤字脱字等
> 倉庫内部、廃墟ビル、飲食店内といったシチュエーションで、彼らは騎士と実際に実戦で行い、銃撃戦での立ち回りを身に付けいく。
⇒「実際に実戦で行い」は「実」の字の重複です。「実際に」を削りましょう。また「身に付けていく」ですね。
>三発か頭に被弾すると即退場のルールで、どちらか全滅するまで続く。
⇒「体に三発か頭に一発被弾すると」にするとわかりやすくなりますが、原文ママでもわからないではありません。
> さらに、生徒側には、厳しいルールが三つ課せられながら、訓練を行わなければならない。
⇒「三つ課されながら」ですね。「課せられながら」でもあながち間違いではないのですが、「課す」が基本形で受身形は「課される」になります。「課せる」は使役形でそれに受身形が付くと「課せられる」になります。もともと「課す」は「やらされる」ことを意味するわけですから、あえて「課せられる」と書くより「課される」と書いたほうがすっきりしわかりやすくなります。
> 二つ目が、弾の数が一人当たり十五発。騎士庁側は、無限。
⇒「無限」というよりは「無制限」ですね。「制限がない」という意味なので。
> これは、任務の最中にこのような危機的状況に陥った時に慣れるためである。
⇒「これは、」はなくてもかまいません。
助詞「に」が三つありますね。「任務の最中に」は「の最中に」ではなく「で起こりうる(で陥りうる)」に変えます。「陥った時に」は要りません。
> (これは、)任務で起こりうるこのような危機的状況に慣れるためである。
> (これは、)任務で陥りうるこのような危機的状況に慣れるためである。
> 騎士達と対峙するようになったシュテルは、カリーヌ、マイケル、谷村、財閥階級の生徒と組んで訓練を始める。
⇒「騎士達と対峙するようになった」は要りません。
> シュテルは、カリーヌ、マイケル、谷村他、財閥階級の生徒と組んで訓練を始める。
> しかし、騎士達が格上で、チームワークが高く苦戦を強いられる。
⇒「騎士達は」とし、読点「、」を外します。
> しかし、騎士達は格上でチームワークが高く苦戦を強いられる。
>何度が作戦を組むも作戦の意図を見抜かれてしまい、十連敗という屈辱的な展開になってしまった。
⇒「何度か」ですね。「作戦」がふたつあるので後者を省きます。
>何度か作戦を組むも意図を見抜かれてしまい、十連敗という屈辱的な展開になってしまった。
> これで、一日目の訓練が終了。財閥階級生徒は元の制服に着替えると、己の未熟さを知ったのか少し落ち込んでいた。
⇒行頭が二字下げになっています。行頭一字下げに。「元の制服」は「学生服」でよいと思います。「少し落ち込んでいた。」とするより、未熟さを知ったのなら「落ち込んでいた。」でよいですよね。「少し」が余計かなと思います。今も「落ち込んでいる」ので現在形ですね。
> 一日目の訓練が終了した。財閥階級の生徒は学生服に着替えると、己の未熟さを知ったのか落ち込んでいる。
>「はいはい! 皆、そんなに落ち込まないで! こんな日があります! こんなことで落ち込んでいたら、何も成長しませんよ? ですから、今の経験を次に生かしてやれば良いのです! 分かりました?」
⇒「こんな日もあります」「この経験を次に生かせば良いのです」ですね。
> シュテル達を乗せたバスは、軽井沢ロイヤルホテルに辿り着き、ロビーへと入った。
⇒ここは時間と場所が隔たっているので、空行を3つ入れてください。
あと「バスは〜、ロビーへと入った。」と書くと、バスがロビーへ突入したような場面になってしまいます。
>バスは軽井沢ロイヤルホテルに辿り着いた。シュテル達はバスを降りてロビーへと入った。
> ここは、軽井沢の中でも一流ホテルと賞賛されるホテル。
⇒「ホテル」が2回出てきます。「一流ホテルと称賛されている」か「一流と称賛されるホテル」ですね。
> ここは、軽井沢の中でも一流と称賛されるホテル。
> 羽川と先生達は、生徒に訓練の服が入った袋と道具が入った袋をそれぞれ、ホテルの洗濯、清掃係と騎士達に回収させ、バイキングレストランへと案内する。
⇒ここも欲張りすぎな文ですね。言いたいことが一文でふたつあります。
> 訓練服が入った袋をホテルの洗濯、清掃係に、道具の入った袋を騎士達に回収させ、羽川と先生達は生徒をバイキングレストランへと案内する。
> そこには、最高級の松阪牛、車海老、キャビア、一本五千万以上の価値があるマグロの切り身があり、さらに最高級のデザートとドリンクがあるという、これはまさにお金持ちの夕食にふさわしい料理だ。
⇒接続語、接続詞を適度に外すと効果的ですね。
> 最高級の松阪牛、車海老、キャビア、一本五千万以上の価値があるマグロの切り身があり、さらに最高級のデザートとドリンクがある。まさにお金持ちにふさわしい夕食だ。
>「はい! 皆さん! 今から、訓練の期間だけ泊まる部屋番号を発表します。なお、泊まる際には、三人か四人の男女混合のグループで泊まっていただきます!」
⇒「訓練の期間だけ泊まる」は不要ですね。説明しすぎです。どうせ軽井沢には訓練で着ているのであって、その間だけ泊まるのは当たり前だからです。後文は「泊まる」が2回出てくるので、片方を外します。
>「はい! 皆さん! 今から部屋番号を発表します。なお、三人か四人の男女混合のグループで泊まっていただきます!」
>「はい! それでは、部屋番号とその泊まる生徒達を発表します!」
⇒「その」が要りませんね。ここで「生徒達」とすると「生徒以外」も一緒に泊まるように見えてしまいます。
>「はい! それでは、部屋番号と泊まる生徒を発表します!」
> 羽川が、元気な声でレストランの大きなモニターに部屋番号と泊まる生徒達の名前が発表される。
⇒文を主語と述語に直すと「羽川が、発表される。」となり変ですよね。ここの係り受けは「羽川が、発表する」とするべきなので、「名前を発表する」が正しいとわかります。ただ「先にモニターで部屋番号と名前が表示される」ので「発表する」ではなく「読み上げる」が適しているでしょう。
> 羽川が元気な声で、レストランの大きなモニターに表示される部屋番号と泊まる生徒の名を読み上げる。
> 次々に発表される中、途中でシュテルの名前が表示された。
⇒ここは「中」「途中」で「中」の字の重複です。ここでは「途中で」を省きます。
> 次々に発表される中、シュテルの名が表示された。
>(1) シュテルが、名前を見つけて部屋番号を確認すると、開いた口が塞がらない。
>(2) (! この、部屋番号って!)
>(3) 何故なら、その部屋番号には七〇〇五号室と書かれていたからだ。
⇒(2)(3)に「部屋番号」は要りません。(1)で書いてありますよね。
>(1) シュテルが、名前を見つけて部屋番号を確認すると、開いた口が塞がらなかった。
>(2) (! これって!)
>(3) 何故なら、七〇〇五号室と書かれていたからだ。
⇒か、以下のようになります。
>(1) シュテルが、名前を見つけて確認すると、開いた口が塞がらなかった。
>(2) (! これって!)
>(3) 何故なら、その部屋番号は七〇〇五号室だったからだ。
> この部屋は朝に謎の男からある人物を変身させるために使う部屋だ。それに、謎の男からある二人から説明を受けると言われていた。
⇒「部屋」が2回出てきます。片方を省きましょう。
> 朝に謎の男からある人物を変身させるために使うよう指示された部屋だ。さらに謎の男からは「ある二人から説明を受ける」と聞かされていた。
(ちょっと待て! ここって、任務を行う部屋だよな!? そして、『説明を受ける』と言われたな。ということは僕と泊まる人物がそいつらなのか!?)
⇒ここは地の文で書いてあるのでオウム返しです。あえて書く必要はありません。
こちらを活かすなら、前文を削除しましょう。
> シュテルは、驚愕したと同時に、「貴方と同じだから」という言葉に、この二人は、かつての自分と同じということを理解した。
⇒「「貴方と同じだから」という言葉に、」は直前の会話文で書いてあるので省きましょう。
> シュテルは、驚愕したと同時に、この二人がかつての自分と同じということを理解した。
>「私とマイケルは、元々は平民出身なの。貴方と同じく太っていて頭を悪くて身体能力が低かったの。
⇒「頭が悪くて身体能力も低かったの。」と助詞を正しく使いましょう。
※構成と展開について
物語の進み具合としてはよいですね。訓練が終わって部屋割が決まる。
そして「任務」と仲間を確認する。
あとは文章をもう少し練るとよいですね。
安易に感嘆符「!」疑問符「?」に頼りすぎているので、なくてもニュアンスが伝わるところは外したほうがよいですね。
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