見習い天使はそこにいる！

作者ゆうすけ

第22話　見習い天使は待っている

構文・誤字脱字

>そのまま黙って俺を目力を込めてにらんでいる。

⇒ここは係り受けをしっかりすると「そのまま黙って(にらんでいる)」「俺をにらんでいる」「目力を込めて(にらんでいる)」となるので、「にらんでいる」に対して三つの修飾語が付いている状態です。

　わかりづらくなっているのは、「修飾語は基本的に長いものから短いものの順に並べる」という基本よりズレているからです。長いものから順に並べると下記になります。

>そのまま黙って目力を込めて俺をにらんでいる。

⇒難しいのは「そのまま黙って」「目力を込めて」をどう取り扱うかですね。

　「そのまま(にらんでいる)」「黙って(にらんでいる)」と書けなくもないからです。

　ですが、この文だと「そのまま」がかかっているのは「黙って」だと思いますので、修飾語としては「そのまま黙って」となります。

　どの語がどの語に係り受けしているのか。

　そこを考えてみると、修飾語の並べ方を決めやすくなります。

※構成と展開について

　本編終了お疲れさまでした。

　とりあえずアリスに助けられましたね。雷撃食らっていますけど。

　やはりちょっと健次郎が弱いかな、と思わないでもないですね。

　恋の暴走特急だった当初はひねくれてて面白かったのですが、話が進んでいくと見習い天使のユアとＢＬ好きの千紘にキャラを食われてしまったかなと。

　もう少し健次郎のキャラづけがあるとさらに面白くなりそうです。

　たとえば「なにか部活動に入っている」とか「○○が趣味」とか。

　そういったキャラクターの属性が健次郎にはなかったような気がします。

　「ハルカファースト」が外れてしまうとただの高校生になってしまって、特徴がなくなってしまいました。

　それがさらにＢＬに食われてしまった原因になっているようですね。

　高校で部活動をやっていなくても中学でやっていたとか背骨があるともっと健次郎のキャラが立っていたでしょう。

　もしもう一度本作を公募に出すのであれば、健次郎の属性をしっかり作ってみてください。ユアのかわいさと千紘のＢＬに負けないくらい健次郎の属性も強ければ「間違いなく健次郎が主人公」とわかって選考さんの評価も高まるはずですよ。

　プロローグと第11話については、エピローグを読んでから検証致しますね。

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