第十四話 謎の男からの任務

サファイアオブプリンス

作者 サファイア

第三章 格差社会

第十四話 謎の男からの任務


https://kakuyomu.jp/works/1177354054885438097/episodes/1177354054887726160



構文・誤字脱字等

> 翌日、朝4時 シュテルの部屋

⇒これは脚本の書き方なので、これを地の文で説明しましょう。



>「そうですね……何せこの島を出て軽井沢にある騎士庁専用射撃訓練場で数日のトレーニングしますからね」

⇒「数日のトレーニングをしますからね」ですかね。



>ここでは、騎士庁のアーサーラウンズのメンバーの中から2人が選出されその2人が率いる騎士達が生徒達に射撃能力を上げるための指導を受ける。

⇒ここがおかしいと気づけますか? まず重文を切り離してみます。

>(1) ここでは、騎士庁のアーサーラウンズのメンバーの中から2人が選出され

>(2) その2人が率いる騎士達が生徒達に射撃能力を上げるための指導を受ける。

⇒で、(2)を主語と述語のみにすると「騎士達が指導を受ける。」となります。

 そうなのです。本来生徒たちに指導するはずの騎士達が指導を受ける立場になってしまっています。

 (2)は私なら次のようにします。

>(2) その2人が率いる騎士達が生徒に射撃を指導する。

⇒まず合宿なので生徒がひとりなはずはありませんので、ここであえて「生徒達」と書かなくても複数名だという情報は伝わっています。次に「射撃能力を上げるための指導」とはつまるところ「射撃を指導」するということですよね。

 ここは事実を書く説明の箇所なので、婉曲に書かず直接記したほうが説明力がアップしますよ。



>(1) 「敬語は、やめませんか? こうやって折角友達になれたのに、僕に対してタメ口で言ってください。僕は、元々敬語口調でしか喋れませんが……もう、柔らかくしましょう」

>(2) 「マイケルさん……!」

>(3)  シュテルは、予想もしない言葉に驚くがマイケルの要求を受け入れることにする。

>(4) 「……これで、良いのか? マイケル?」

>(5) 「そうです! それ! 貴方らしいよりクールな印象を感じとれます!」

>(6) 「アハハ! そうか、ありがとう!」

>(7) 「ウフフ!」

>(8)  2人は、互いに明るい笑顔を見せた。

⇒ここは(2)(3)は不要です。(7)は微妙で人を選びます。(8)も要りませんね。



> その時、シュテルのスマホから電話の着信が鳴る。シュテルが画面を見てみると、『非通知』と表示されていた。

⇒シュテルのスマホを他人が見るとき以外は、誰が画面を見るのかは書く必要はありません。

> その時、シュテルのスマホから電話の着信が鳴る。画面を見てみると『非通知』と表示されていた。



> シュテルは、上手くごまかし脱衣場入った。


⇒「シュテルは」は要りません。それと「脱衣場に入った。」ですね。



>(1)  シュテルは、単に様子を聞きたいだけだと思い電話を切ろうする。すると…

>(2) 「ちょっと待て! まだ話がある」

>(3) 「え?」

>(4)  どうやら、謎の男にはシュテルにまだ話があるようだ。シュテルは、少し驚いた表情で聞くことに…

>(5) 「実は、君には褒美と私からの任務がある」

>(6) 「え? 褒美は、ともかく…任務とは、何だ?」

⇒(3)は要りません。(4)はシュテルに視点があるのなら「少し驚いた表情で」は誰の視点なのでしょう、という話になります。



> 早速、謎の男の指示どおり中段を開けると銀色のアタッシュケースが置かれていた。

> その中には、5000万が入っており、突然の大金にシュテルは、腰を抜かした。

⇒アタッシュケースを開かずに、「その中には、5000万が入っており、」とわかるのがちょっとつながりのおかしなところです。「銀色のアタッシュケースが置かれていて、中を見ると5000万が入っていた。」とするのが普通ですね。



> 本来なら、通報するのだが、生まれて初めて生の現金を手にして見られたので黙っていくことにした。

⇒「黙っておくことにした。」ですね。



> 次いでに、シュテルは謎の男に何故こんな事をしたのか、聞いてみることに…

⇒この一文は不要です。どうせ次の会話文が入るのですから。



>「そうとは、いかないんだよ。覚えてないか? 設定について教えただろ? ちょっと完全じゃない人がいるって! 谷村寛二がな」

⇒「そうもいかないんだよ。」ですね。



> そうなってくると、直接的な差し入れは、出来なくなり間接的な差し入れしか出来なくなる。

⇒「出来なくなり」「出来なくなる」と同じ語の繰り返しなので、これをスリムにします。

> そうなると、直接的な差し入れは出来ない。

⇒片方がなくても話は通じますよね。



>「それはな、とある人物を変身させてやすくして欲しい」

⇒下を読むと「変身させやすくしてほしい」ですかね?



>(1) シュテルは、この変身の言葉を聞いた瞬間、任務の内容を理解した。

>(2) 謎の男は、シュテルが何を言いたいのかを理解したのを察知した。

⇒(2)が言いたいことがよくわかりません。まず「謎の男は〜察知した。」ですがこれはシュテル以外の心の中を覗いてしまっているので省いてください。すると(2)そのものが要らないことになりますよね。



>「それは今日の夜、あの2人から説明を受けることをなるよ?」

⇒「説明を受けることになるよ?」ですかね。



> マイケルがトイレを済ませてリビングに戻り、何か忘れ物が確認する。

⇒「何か忘れ物がないか確認する。」ですかね。




※構成と展開について

 話を強引に前に進めようとしているように感じられます。

 合宿があるのと、謎の大金と注射器。7005号室で待ち合わせすることになる。

 これだけの内容を説明するだけなのに、同じ言葉を繰り返したり脱字したり。

 もう少し気持ちを落ちつけて、書かなければならないことをもっと明確にしてみましょう。



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