第14話 見習い天使の雲隠れ その3
見習い天使はそこにいる!
作者 ゆうすけ
第14話 見習い天使の雲隠れ その3
https://kakuyomu.jp/works/1177354054922344013/episodes/1177354055027327992
構文・誤字脱字
今回は構文エラーや誤字脱字などはありませんでした。
推敲お疲れさまです。
※構成と展開について
まず柴崎さんの様子がおかしい。
これを第11話の「悪魔を飼っている人」というキーワードがある前提で読むと、
「柴崎さんが悪魔を飼っている人で、柴崎さんの書きなぐった言葉を悪魔が食べている」と解釈できます。
もしキーワードがない前提で読むと、
「柴崎さんの様子がなにかおかしいような。でもなんだろう。急にモテだしたらしいし。赤い唇がなんか怖いな」と解釈できます。
つまりそこに悪魔の存在を感じるか否か。それが第11話で「悪魔を飼っている人」の情報の及ぼす効果の違いです。
たとえば次話で悪魔カタツムリが現れたとすると、前者は「柴崎さんが悪魔を飼っている人で決定!」になりますし、後者は「柴崎さんに悪魔が取り憑いていた!」になります。
どちらの情報レベルをとるか。
選考さんとしては第11話がやけに気になるんですよ。
この作者、どこまでネタバラシしていたんだろうって。
「悪魔を飼っている人」という情報はこの程度の影響力なんですけど、「サイオンジとアリスが人間界にやってきている」という情報は、最終決戦をも左右しそうな情報になりそうですよね。そこまでバラしてだいじょうぶか? と思ってしまうはずです。
そしてもしユアと健次郎と千紘がピンチになったときふたりが現れでもしたら、ネタバラシが過ぎたなあと感じさせる可能性があります。
せいぜい「ユアを見守っていかなきゃ」的な話をしているだけにして、実際に「人間界に行きますよ」という流れは隠すべきではないか、という判断になるはずです。
第14話までの流れ自体は問題なく進んでいますし(BLに持っていかれていますが)、ここからいろんな意味で悪魔と対峙しなければならなくなりますから、バトルの緊迫感のために、サイオンジとアリスをどこまで秘匿しつつ介入してくれそうな描写が第11話でできるのか。
このあたりでこの話がうまくいくかどうかの分岐点に思われます。
本日の添削はここまでに致します。
続きは明日から行ないますね。
推敲お疲れさまです。
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