第十二話 引っ越しの挨拶と食事
サファイアオブプリンス
作者 サファイア
第三章 格差社会
第十二話 引っ越しの挨拶と食事
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885438097/episodes/1177354054887455549
構文・誤字脱字等
> シュテルの部屋
>「やっと、帰ったな」
⇒ここは省けますね。
> 自宅に戻ったシュテルは、電気をつけバックを本棚の上に置いた後、筋トレするため制服を脱ぎ下の部屋着だけ着る。
⇒「バッグ」ですね。
ちなみに第十二話は、書き出しからここまでをまるまるカットしても話が通じます。
いきなり数を数えていても、筋トレしているとわかる流れになっていますので。
> シュテルは、ドアを開けてマイケルを中に入れさせた。
⇒「マイケルを中に入れた。」ですね。
>そしたら、ちょうど隣の3003号室が空部屋になったのでそこに引っ越ししてきたのです」
⇒「引っ越してきた」ですね。
>「あー!…確か、隣の住んでいた奴がとある事情でイギリスのロンドン校に転校するって言っていたな…」
⇒「隣に住んでいた」「ロンドン校へ転校する」だと思いますが、「ロンドン校へ転校する」だと「校」の時が2回出てくるので、あまりスマートな文ではありません。たとえば「ロンドンへ転校する」「ロンドン校へ転出する」とする手があります。
>「で、オマケにその隣があなたが住んでらしゃるって聞いていたので引っ越しの挨拶をしに来ました」
⇒「隣にあなたが住んでらっしゃる」ですね。
>「いいですか!? では、お言葉に甘えて!」
> マイケルは、喜んだ表情で言いシュテルの部屋に入った。
⇒「いいんですか」ですね。あとセリフを言ったあとなのでここで「言い」と書かなくても読み手には伝わりますよ。
> すると突然、シュテルは箸を止めた。
> マイケルは、少し驚いた表情してシュテルの顔を見た。
>
> シュテルの顔は悲しい表情をしており、落ち込んでいた。
⇒ここは視点が定まっていません。強いて言うと「マイケルの視点」なんです。ですがシュテルが主人公ですよね。シュテルがいるのに彼以外に視点があるのはどうしても違和感が強くなります。
食堂での食事の質が違うこと、売店で豊か者には、安く。貧しき者には高く売るなど差別の光景に腹を立てた。
⇒「豊かな者には安く、」だと思います。
さらに、シュテルは、続けて話を進める。
⇒「さらに」「続けて」はほぼ同義ですので、片方だけでだいじょうぶです。
「シュテルさん、肯定するつもりは、ありませんが社会ていうのは、そういうものです…貧しい者がいれば豊かな者がいる…そういったものが社会が成り立っているのです」
⇒「肯定するつもりはありませんが、」「そういったもので社会が成り立っているのです」ですね。
> シュテルは、その言葉を聞いた時こんな考えが出た。
⇒この一文は省いてかまいません。
> マイケルは、笑顔を見せ左手でお茶のペットボトルを持ちシュテルのコップを注ぐ。
> シュテルも、笑顔を見せコップを持ち注いで貰った。
⇒前文はここは助詞「を」が3つあるのですが、重文なのでリズムを重視します。
「マイケルは笑顔を見せ、左手でお茶のペットボトルを持ってシュテルのコップに注いだ。」
後文は省けます。
> その後、マイケルはシュテルとカリーヌの話をすると、シュテルは、顔を赤くして動揺した。
> シュテルも、マイケルが気になる子の事を話し、マイケルも顔を赤くして動揺した。
⇒二文とも「顔を赤くして動揺した。」で終わっているので単調さを感じます。ちょっと変化をつけてみましょう。
※構成と展開について
マイケルが隣に引っ越してきてシュテルと親交を持つ。
構成としてはよいのですが、もう少し展開にメリハリが必要かなと思います。
引っ越してきただけで夕食をともにする、というのも「狙われている」人がすることではないかな、と。
なので、日を改めて歓迎会をするようにすると、もう少し盛り上がったかもしれません。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます