第七話 『あいつ』の登場
サファイアオブプリンス
作者 サファイア
第二章 青の貴公子
第七話 『あいつ』の登場
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885438097/episodes/1177354054885766068
構文・誤字脱字等
>「森本太郎?」
>「うん。そいつは中流階級の奴でね。マルース家とのアルフォード家の事業下請けの役割。まぁ、とにかく私と君のグループの傘下だね。知っているでしょ?」
>「傘下ね……確かにいたな」
> シュテルは、自分のグループ会社に森本という家系を思い出した。
⇒「マルース家とのアルフォード家の事業下請けの役割。」は変ですね。「森本家はマルース家とアルフォード家の事業の下請け。」くらいの説明でよいでしょう。「森本家」と書かないと「森本太郎」が直接下請けになってしまいます。
「シュテルは、自分のグループ会社に森本という家系を思い出した。」も変ですね。
「自分のグループ会社に森本という家系があったのを思い出した。」くらいは欠けるはずです。
>「森本太郎?」
>「うん。そいつは中流階級の奴でね。森本家はマルース家とアルフォード家の事業の下請け。まぁ、とにかく私と君のグループの傘下だね。知っているでしょ?」
>「傘下ね……確かにいたな」
> 自分のグループ会社に森本という家系があったのを思い出した。
> しかし、財閥階級になったシュテルは奴隷のような扱いはししない。なぜなら、彼自信も元は平民階級の中山隆という男だから。
⇒「どれいのうな扱いはしない。なぜなら、彼自身も元は」ですね。
>(元の僕にとって稼ぎの道具として見られていると思ったら、喚くし子供のように暴れていただろな。)
⇒ここは言いまわしがちょっとおかしいです。
>(元の僕が稼ぎの道具として見られていると知ったら、喚くし子供のように暴れていただろうな。)
>「中流階級である、この森本は、主でありますシュテル様、カリーヌ様と会える機会は無いと思っていたのですが、まさか、こんなところで会えるなんて光栄です」
⇒ここも言いまわしが変ですね。
>「中流階級たるこの森本は、主でありますシュテル様、カリーヌ様とお目にかかる機会は無いと思っておりましたが、まさか、このようなところでお会いできるとは光栄です」
⇒このくらいの言いまわしなら胡散臭さも出ると思います。
> シュテルは、カリーヌを叱る。すると、彼女は森本に頭を下げて謝った。
⇒これは一文にしたほうがよいですね。
> 叱られたカリーヌは森本に頭を下げて謝った。
シュテルの心の中で出てきた監視者とは、上流階級と財閥階級専属の情報屋である。自分が欲しい情報があれば、九十パーセントで手に入れることが出来る。
⇒まず「シュテルの心の中で出てきた」は余分です。次に「九十パーセントで手に入れることが出来る。」ですがこれは確率ですか通貨の単位ですか? どちらにもとれますよね。そして情報収集が確率で手に入るわけがないので、基本的には通貨であるはずです。
であれば明確な通貨の単位にするべきです。パーセントだとどうしても割合や確率をイメージしてしまうので、別の単位にすることをオススメします。
>「カリーヌ、僕たちには監視者がいる。危険な状況になれば、彼らが君と僕の両親に伝えて対処してくれるから、心配するな。〜
⇒先に監視者の説明をしているのですが、説明はこの会話文の後に入れたほうが自然だと思います。
> シュテルは、スマホでタクシーを呼び部屋まで到着するまでカリーヌをエスコートした。
⇒「部屋まで」「到着するまで」と助詞「まで」が二回出てきます。ここは「部屋に到着するまで」としたほうがよいですね。
※構成と展開について
ラストで「スマホ」と「タクシー」が出てきて「ここは異世界じゃないのか?」と思ってしまいました。
剣と魔法の世界に、スマホとタクシーの存在が浮いてしまいかねないので、気をつけて世界観を構築してください。「銃」が出てくるのはわかったのですが、ここで「コンピュータ」と「内燃機関」が出てくると、世界観がかなりぐらつきます。あるのなら物語の初めのほうで読み手に伝えておくべきですね。まあ「テレビ」まであるから「コンピュータ」も、なのかもしれませんが。
またスマホで代替できる魔法があってもすでに廃れているでしょうし、長距離移動の魔法もタクシーの登場で需要をなくしている可能性もあります。
かなり世界観が揺れているので、なるべく早い段階でどんな世界観なのかを説明するようにしてくださいね。
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