燃える王宮

紫龍と姫と、男たち〜魔性の放浪楽士と王女の恋物語〜

作者 雨 杜和orアメたぬき

第2部 反乱

燃える王宮


https://kakuyomu.jp/works/16816700429630458363/episodes/16816927862091872168



髪が乱れ、口もとから血を吹き出しても、奪った矢を持ったまま、立っている。

⇒惜しい! 「奪った槍を持ったまま」ですね。




※構成について

 ここからいよいよ第二部ですね。

 第一部との世界観の違いを演出するために、前置きが書かれたのだと思います。

 本来ならあまり褒められないのですが、第一部とは世界観が違いすぎますので、これを置かないと読み手が戸惑う可能性のほうが高いと判断しました。


 展開について

 これまでの甘々な展開から一転しての戦闘シーン。多くの命が散りゆく中、麻莉は育ての親であった浜木のためにも逃げ延びなければならない。

 この追い立てられるかのごとき展開は、読み手の心を煽るのに一役買っています。

 時間描写がほとんどないので、急を知らされてから浜木が倒されるまでの時間間隔がつかめませんね。

 この空行を活かした描写が逆に切迫感をもって読み手に訴えるので、効果的です。


 「風雲急を告げる」を地で行くような展開で、これから先麻莉がどうなるのかがまったく見通せなくなっています。

 それがさらに読み手を次話へと導く力となりますね。

 誤字さえなければ完璧でした。

 アッパレ!です。



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