第一部最終話:彼に会いたい

紫龍と姫と、男たち〜魔性の放浪楽士と王女の恋物語〜

作者 雨 杜和orアメたぬき

第一部 出会い

第一部最終話:彼に会いたい


https://kakuyomu.jp/works/16816700429630458363/episodes/16816927861979850539



 王宮にきて、その規則は多少は崩れた。

⇒「規則は多少は」は助詞「は」の重複です。「その規則が多少は崩れた。」と書くのが一般的ですが、短い文なので読み違えはなかなか起こらないと思います。

 アメ様がこの表現がよいとお考えなら原文ママで。



 夜がふけてた。

⇒確認ですが、これは「夜が更けていた」の「い抜き言葉」ですよね? もし「夜が更けた」の間違いであれば訂正ください。「い抜き言葉」であれば原文ママで。




※構成について

 第一部完結おめでとうございます。

 今回の内容を考えれば、前回で終わっても話はつながるかな、とは思います。

 ですが、第二部への惹きをきちんと最後に入れてありますから、そういう意味ではここで終わったほうがよいのかもしれません。

 このあたりは多少動く余地があるかも。


 展開について

 王府へ上がる途中にリュウセイと出会い、祝宴に彼を呼び、それでも忘れられずに珠花に呼んでもらう。でもなにもできなかった。身請けの形でリュウセイを買い入れ、一夜をともにしたが、麻莉は呼び出されて王府へと戻っていく。それでもリュウセイのことが忘れられなかった。

 と展開は実にスムーズです。

 読みやすく丁寧な文体ですし、感情をやや強めにお願いしたので、女子にも共感を呼べるレベルにあります。


 これからの展開を考えるなら、話だけでしか出てこなかった青飛龍をいかに活かすかが鍵を握りそうです。

 麻莉とリュウセイの基本軸に、王寧寧と青飛龍がどう絡んでいくのか。

 そして三名それぞれの個性と魅力の違いをどう書き分けられるか。

 そのうえで麻莉がリュウセイを選ぶ必然がどのように描き出されるのか。

 第二部では以上の点に注意してくださいね。


 第一部自体は合格点が出せる展開だったと思いますよ。

 自信を持ちましょう!



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