黄砂の日に、あなたの腕のなかに

紫龍と姫と、男たち〜魔性の放浪楽士と王女の恋物語〜

作者 雨 杜和orアメたぬき

第一部 出会い

黄砂の日に、あなたの腕のなかに


https://kakuyomu.jp/works/16816700429630458363/episodes/16816927861837164191



自然界には存在する芸術かもしれない」

⇒「自然界に存在する」かなと。




※構成について。

 元作の影響がまだ強い段階ですね。

 そろそろリュウセイとの会話がひと段落して、珠花の屋敷に行くのが「起」の終わりになるのかな? 文字数的にかなりギリギリのラインだと思います。10万字以上の制限がある場合、25,000文字程度で「起」を終わらせたほうがよいのです。

 「起」はあくまでもイントロ部分で、本格的に物語が進むのは「承」からです。

 リュウセイとのスタートラインが明確になったところを「起」の終わりにするべきですね。

 そうすると「起」は恋を自覚する段階、「承」はでも感情が伝えられない段階、「転」は感情を伝えてその結果どうなるの? を示す段階、「結」は最後のアプローチを受けてふたりはどんな結末を迎えるのか。ある程度若い女子が読み手なら、ハッピーエンドにしたいところですからね。


 展開として。

 こちらも元作の書き換えなので、そこまで破綻はしていません。

 読み手としては第一話と比べて意外なほど「感情豊かな麻莉」をどう感じるかですね。

 そのためにも前から「感情多めに」の指定を出しておきました。

 田舎でお人形さんをしていたときは感情が乏しかったくらいだったのに、リュウセイに出会ってから徐々に感情が顕になってくる。

 王都で珠花の屋敷に来て、さらに感情が出てくるようになり、飛び出してリュウセイとふたりきりになったとき、ここまで感情が豊かになっている。

 このあたりの盛り上がり方を自然に見せたいですね。

 「起」の終わりまでにどこまで麻莉の感情を育てるか。読み手に近づけていくのか。

 それが展開の鍵を握っています。



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