では、立ちなさい

紫龍と姫と、男たち〜魔性の放浪楽士と王女の恋物語〜

作者 雨 杜和orアメたぬき

第一部 出会い

では、立ちなさい


https://kakuyomu.jp/works/16816700429630458363/episodes/16816927861810603780



 文章のほうでの添削はありませんでした。

 推敲お疲れさまでした。



※構成について。

 珠花の屋敷から外へ出る。そこでひと悶着ありリュウセイ登場。

 全体で2万字ほどですので、そろそろ「起承転結」の「起」が終わりそうですね。

 あってもあと2話くらいかなと。それで25,000文字に近づけるはずです。

 あと2、3話ほどで「起」が終わりますので、次話以降はそこまで読み手を連れていけるかどうか。そして「承」へうまくバトンが渡せるか。

 ここからは文字数との戦いになりますので、うまく25,000字前後で収められたら、出だしの構成は確実に成功できます。


 展開について。

 いたたまれなくなった麻莉が珠花の屋敷を飛び出して、治安の悪いところに入り込む。そして窮地に陥って善戦するも危機が迫る。そこに颯爽と現れたのが件のリュウセイであった。彼があっという間にごろつきどもを倒して、ピンチを救う。

 吊り橋効果も相まって、これで落ちない女性はいないでしょうね。

 読み手の女子が、貞操を救ってくれたリュウセイに恋する。

 麻莉にとっての「白馬の王子様」は、彼女に感情移入しながら読んでいる女子の「白馬の王子様」にもなります。

 このあたりの展開はお見事です。

 引けも「お待ちください」で締めているので、読み手も次回の展開が気になってしょうがなくなる。

 それも込みで、本話はとてもうまく成立していますね。

 「起」の終わりまで、うまく展開していくようにしてくださいね。



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