34 ハチの決断

八時の魔法~記憶喪失の僕は、猫になってクール系タラシの女子大生に拾われる~

作者 水涸 木犀

3章 僕と彼女と未開の未来

34 ハチの決断


https://kakuyomu.jp/works/16816700429221531909/episodes/16816927860166052051



 とりあえず父親と“魔女”とのつながりはなし。

 となると、魔女との連絡役になっていた黒服の男は何者なのでしょうか?

 監視役がハチから離れて手伝っていたとも思えませんし、代わりに働いている人が動いているわけでもないでしょう。他にも黒服が数人いたことから、そのうちの誰か、ということになるのでしょうか?

 このあたりの説明がすっ飛ばされているので、謎がもやもやとしていますね。

 見張り役の春斗が“魔女”の手伝いをして、ハチが猫にされたことを知った。という線も考えたのですが、彼は最初から鳩に襲われているところと昴に連れ帰られるところを見て焦ったわけですから、猫がハチだと気づいていたことになる。であれば“魔女”の手伝いをしているとも思えませんし。

 まあ、ある程度の謎が残っていても、きちんとメッセージが伝えられていればよいといえばそのとおりなのですが。


 そしていよいよ次が最終話ですね。

 第三章の総括と全体の総括は別々の投稿にする予定なので、全体の総括にはお時間を頂くかもしれません。

 あらかじめ申し述べておきますね。




ちなみに、


我が家ながら、個人宅にあるものとは思えない観音開きの戸を見つめ、僕は2、3回息を吸って吐く動作を繰り返した。

⇒自分で呼吸をしているので「2、3回」とアバウトに書く必要はないですね。逆になぜアバウトなの? という疑問が浮かんでしまいますので。

 似た表現なのですが、「二度三度息を吸って吐く動作を繰り返した。」と書けば、「二度行ない三度目も行なった」ことがすぐにわかります。おそらくこちらとの誤用でしょう。



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