26 追跡・上

八時の魔法~記憶喪失の僕は、猫になってクール系タラシの女子大生に拾われる~

作者 水涸 木犀

3章 僕と彼女と未開の未来

26 追跡・上


https://kakuyomu.jp/works/16816700429221531909/episodes/16816927859727829608



 第三章としての構成は、いよいよ「転」が本格的に動き始めましたね。

 主人公が猫なので、会話文を使わずに読み手に意思を伝える工夫がよいですね。

 あと、途中でちょっとした笑いもとりにいっています。

 「笑い」は感情の中でも「恐れ」とともに根源的なものなので、毎話欲しいところですが、本当に毎話笑っていたら「コメディ」になってしまいますので、現代ファンタジーとして毎回はツライかなと。

 「恐れ」も「ベランダから手すりに飛び移り、」あたりで軽く書かれているので感情の多様さも表現できています。

 こうなるとなおのこと、第一章で感情が薄かったのが痛いですね。

 ここまで読んでくれると面白さがわかるはずなのですが、第一章で「ここらでいいか」と思われたのだとしたら、第一章の感情を多彩にすることを優先して改稿するべきかもしれません。


 ここまでの展開は、「あれをやろう」を次々と行なっているので、水涸 木犀様が書きたい順番で書いているのがよくわかります。

 このあたりはきちんと練ってあり、取り立てて破綻もしないが波乱もない、という印象を受けます。まあ波乱は第三章の後半に起こして「転」の締めにするとよいですね。




 続けて添削致します。

 12時に作業があるので少し抜けますので、それまでにできるだけ添削を進めますね。




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